◎草野球の仲間と「現在のプロ野球の先発投手の起用法」について、先日話をしたことがあった。
・むかし=登板間隔は中4日がアタリマエ。エースは200イニング以上投げる。
・いま=登板間隔は中6日。完投はほとんどなく、投球数が100球を超えるあたりをメドに降板。
江川は100球を超えるあたりから球威が衰えよく痛打されたので「百球肩」と言われたが、いまでは「百球肩であるかどうかわかるまえに降板させられる」。

◎上記の今昔比較論を改めて考えてみたが
・むかし=先発は(200イニング級投手が)3人いればOK。投げすぎにより投手寿命が縮まり短命に終わることがある。
・いま=先発投手の登板間隔を考えれば20勝は困難。十分な休養を挟んで登板し、投球制限で完投がないのだから、投げすぎの心配がない。
しかし、実際のところ登板間隔をあけて登板させてもケガは減らないし(楽天の美馬や釜田など)、先発投手の負担は減ってもそのぶんセットアッパーやストッパーの負担は確実に増えている。
先発投手の負担減をそのままリリーフ陣に転化しているだけ。
先発は中5日で200イニング、これくらいは各チーム1人ぐらい捻出できるのではないかと思う。