パリーグ開幕。
今期の注目はパならば楽天、セならば横浜とみているが、その注目の楽天がいきなり3連敗。
開幕は岩隈で1−0の完封負け、2戦目は終盤リードしていたにもかかわらず、抑えの福盛が勝ち越しの走者を残して降板、代わった小山がサヨナラ暴投。
3戦目は永井が完投したものの、終盤ラロッカカブレラに失投をスタンドに運ばれ敗戦。
2戦目3戦目は戦い方しだいで勝てたのではないかと思うが、なんにせよこんな試合を続けているとAクラスはない。
オープン戦での登板内容はわからないが、ストッパー候補の速球派モリーヨは一軍登録されているが出番なし。
まだ信頼感がないのか、クイックやけん制(そして性格)などに問題があるのか?

オリックスは3戦目先発した山本を3回3失点で早々に降板させ、ローテ投手の岸田を投入。
そのまま投げきって勝利。次の試合まで中3日あくことを計算に入れた岡田采配が的中。
開幕・金子、2戦目・木佐貫、3戦目・山本+岸田。平野や小松はどうなってるんだ?(小松は中継ぎで1イニングほど投げたようだが)

横浜。
尾花監督の投手起用構想に早くも修正がなされているようだ。
今期は150キロの速球を武器にする山口を先発に回し、押さえをブーチェックに任せる構想だったが、このブーチェックがオープン戦で打たれているため、山口が抑えで登板。
「あくまでも山口を抑えで使うことも視野に入れた」采配らしいが、まさにこれは昔の大洋ホエールズ、および尾花監督自身も体感している「弱小チームのフル回転状態」。
シーズンが終わると勝ちと負けと若干のセーブがついているはずだ。
ヤクルト時代の尾花、大洋ホエールズの遠藤、みな同じ道を歩んできた。
ストッパー構想の崩壊による先発投手のストッパー転向、その結果は先発投手が不足してストッパーの出番のない試合が延々と繰り返されるだけの悪循環。
ストッパーがいないと接戦で勝ちを拾えないが、今の横浜の場合先発が崩れると接戦にならないのだから山口のストッパー起用は中途半端になるならやめたほうがよい。
打たれなくなるまでブーチェックを起用し続けるか、他に抑えの適正がありそうな若手(桑原などはどうだろうか)にまかせるか。
尾花監督の決断がゆらがないことを祈りたい。