松本清張原作「家政婦は見た」始動。
主演米倉涼子で新たにテレビシリーズが始まるらしい。土曜日にSPの再放送、日曜日にSP2作目が放送されたので観た。
原作は「熱き空気」。この間新潮文庫で作家が選ぶ清張ベスト作品の文庫本が6冊、その前に宮部みゆきが清張ベストを選んだ文庫分が3冊(文芸春秋・2004年)出ていたが、そのどれにも含まれていない作品。
読んだような気がするので、家にある清張の短編集を探してみると、ありました。文芸春秋・黒い画集シリーズに収録されていました(近いうちに読み直そう。100ページ程度の作品)。
「家政婦は見た」で有名なのは市原悦子(柱の影から見てはいけないものをみてしまうのだが、彼女の場合は柱から覗き見してても、柱から体がはみ出てしまうのだ)だが、当初清張は自分の作品をシリーズ化させることに反対であり、ドラマシリーズ「家政婦」のシナリオについては清張の協力は得られていなかった(はず)。
つい最近「家政婦のミタ」が高視聴率を記録したが、純粋な「家政婦は見た」シリーズの後継である米倉家政婦シリーズはどうなるのだろうか。

ガイアの夜明け
回転寿司屋業界特集。現在業界2位の「かっぱ寿司」が5位の「元気寿司」と統合を視野に入れた業務提携をしたというニュースが特集のきっかけのようだ(番組内では「くら寿司」など他社も撮影)。
業績好調な元気寿司が、赤字を出しているかっぱ寿司と業務提携し、元気寿司がかっぱ寿司のダメだしをするという内容。
(もちろん品質を重視した改善がなされ、いい方向に向かっていることが紹介されている)
番組放送中、PCでかっぱ寿司HPをみてみると「3月4日ガイアの夜明けかっぱ寿司が紹介されています。ぜひご覧ください」と書かれていた。
番組内では「よい方向に向かっている」としてかっぱ寿司が紹介されているものの、番組冒頭では「統合を視野に入れた業務提携」やら「元気寿司社長のダメだし」など、この部分だけだと「ぜひご覧ください」という内容には思えなかった。
むしろ元気寿司の株上げ効果のほうが大きいかなあ。