●虎スコアラーが教えるプロの野球観戦術
 投球面のスコアを細かくつけることによって、捕手のリードの傾向や球団の戦術がみえる!という本。
書いてあるとおりに実践できるとより面白くなることは間違いないとは思うのだが、素人には結構ハードルが高い。
まず、スコアは打者ごとに、5×5のストライクゾーン(さらに外側2×2のボールゾーンがあるので7×7の打撃ゾーン)へ1球1球について球種・コース・球速などを書き入れる。
逆球やサイン首ふりがあればそれも記録する。
打撃については球場のどのゾーンに飛んだのか(球道を隣にあるフィールドシートに書き込む)、打球の強さを記録する。
大まかに言えばこれだけなんだが、まず1球1球の球種とコース(逆球も)はテレビ中継でなければわからない。
また、首ふりも見逃すと記録できないので、野球中継を録画して巻き戻しでもしないとフォローできない。
筆者は球場に(上記のスコアをつけるための)ノートをもって出かけよう!と書いているが、球場のどこに座ればこんな明確なスコアが付けられるのだろうか。

とりあえず、野球中継の録画(完全中継を望めるのはMXのホークス戦とTVKのベイ戦)に耐えられるHDD用量を確保し、エクセルでスコアシートもちょっと作ってみました。
一度やってみるつもりだけれど、捕手や投手やチーム戦術の傾向をつかむには1−2試合程度じゃあ意味ないんだろうな。

●スタバではグランデ注文
 中身を読んでみると、主に値段とコストの話が中心で、身近な話題についてわかりやすく書いてある。
(表題のスタバの件や、100円ショップの値段設定ほか)
序盤は少々とっつきにくいが、真ん中あたりから面白くなってきた。
1章も短いし、スイスイ読める本。第2弾も文庫で出たので、こないだまとめ買いした本を少し消化してから買ってみよう。