今年は4月12日に開幕、一昨日から交流戦に突入した。
 アパートのアンテナ改良によりデジタル波と東京MXが受信できるようになったのだが、東京MXはソフトバンク戦を中継してくれるので実にありがたい。
 現時点で各球団の思い当たることを列挙しよう。

 ●広島
 (1)一発屋というよりはアベレージヒッターに思える新外国人トレーシーがずっと4番で栗原は5番(今日現在で栗原はまだ本塁打なし)。
 栗原5番の采配はトレーシーが栗原より上というよりは、昨年栗原の故障により戦力以上にチームとして「4番がいなくなった」という心理的ダメージが大きかったことを物語っていると思う。
 現在の打順であれば栗原が離脱しても「チームの5番がいなくなった」だけであり、心理的ダメージは昨年に比べれば大きく軽減されるからである。
 
 (2)現在広島が上位にいるのは打撃陣よりも投手陣が安定していることが大きな要因である。
 エース前ケンは昨年に比べれば今ひとつ(疲れだろうけど)ながら、新外国人バリントン、今村、篠田など先発投手陣が揃ってきたことにある(あとストッパーが永川でないこと)。
 これに黒田・ルイス・大竹が加われば12球団随一の豪華投手陣になるのだが、普段先発を2枚しか用意できない広島にしてみれば今期は上出来である。

 ●中日
 9回3点差で登場した岩瀬が2失点。かつての神通力はなくなりつつある。 
 あとは浅尾とどのタイミングでうまく入れ替わるかが落合采配の見所。

 ●横浜
 (1)清水、大家ら先発予定投手の離脱により、さらにガタガタになった。
 中継ぎで獲得したハミルトンがいつしか先発しており、尾花監督曰く「先発というより第1の中継ぎ投手。3回持ってくれれば」。
 ここ2試合のハミルトンの先発については4回までマウンドに立っており、監督にとってうれしい誤算になってはいるのだが、単に2番手加賀もしくは江尻の負担がさらに増えているだけであった。
 先発から加賀を中継ぎに転換したが、先発投手陣の駒数を考えると加賀は先発起用したいところ。
 昨年ストッパー山口へのつなぎ役として起用された牛田が元気であれば加賀の起用について再考がなされるのであろうが、いまのところ牛田の尻尾ですら一軍に見える様子がない。
 加賀・江尻が倒れる前に牛田には一軍で投げてほしいと思う。 
  
 (2)今期開幕戦をライダーマンと横浜で観戦した(第674話)が、手玉にとられ続けていた捕手・武山のリードの甘さが、先日解説者・達川に一喝された。
 横浜がこの時期に突如5連勝もしてしまったのは、捕手が細山田に代わったことが要因(以上ライダーマン情報)。
 現解説者達川は現役時代広島の投手陣をささえてきた名捕手。
 派手なパフォーマンス(コンタクトレンズ落としやデッドボールのアピールなど)もあり、名選手であったといえる。
 この達川は引退後に田淵時代のダイエーホークスではバッテリーコーチ、その後は広島でも監督を務めたこともあったが、ともに解任されている。
 すばらしいアドバイスが横浜に命を吹きこんだことは事実なのだが、現場のコーチ・監督を務めるには年に1回程度の名助言では勤まらないことを証明している。

 (3)開幕戦代打でサヨナラヒットを打ってお立ち台にあがり、その後も対右投手用選手として起用され続け、ハマスタでフェンス直撃のタイムリー2BHを放って2度目のお立ち台にあがるなど活躍が目立つ内藤選手。
 守備位置がハーパーとかぶる一塁でありながら、交流戦ではDHを使えるのでスタメン起用されている。
 クラッチヒッターとして活路が見えてくれば吉村をさしおいて村田の後ろに並ぶことも予想できるだけに、非常に楽しみな選手(左打ちだしね)。  

 ●巨人
 打撃陣がケガ人続出でボロボロである。でも、なぜか勝つ。
 17日のスタメンオーダー(1番より列挙)。
  8紺田 4藤村 6坂本 Dラミレス 2阿部 9長野 7矢野 3田中大 5円谷
 この日は阿部が復帰した試合であるので、16日は阿部なしのオーダーであった。
 
 ●西武
 浅村。なにげに手がつけられない。