旅行記を書かなければならない状況でありながら、体調不良などにより進捗せず。
でも本日の人間ドックの際に読みかけの本を持ち込んだので読書はだいぶ消化。

○江戸の味を食べたくなって(新潮文庫池波正太郎
 この人の本は読んだ人に活力を与えるとつぐつぐ思う。
 この本(フランス旅行記あり)を読むと生涯行くことのないフランスに行きたいと思ってしまうのだから不思議だ。
 食道楽の本なのだが、どこで書いてもこの人は一流なのだろう。

続日本紀
 だいぶ読み進んだが、教科書にしたいくらい読みやすく判りやすい。
 人間ドックの空き時間に病院の外に出て本屋に行って高校教科書のコーナーを除いてみたが、古代史の扱いの粗雑さにガッカリした。
 私が学生の頃、日本史の教科書の定本とされていた山川の日本史教科書ですら平安京遷都までの古代史を50P程度しか扱っていない。
 全体で350P以上ある教科書でこの扱い。古代史とはこの程度なのだろうか。
 日本史および対半島・対大陸史の原点はこの時代にあると思うし、日本がなぜ朝廷と幕府の二重構造であるか(古代は別の形式であるが)が一番わかる時代であると思う。
 鉄と文字は非常に大切であるし、修学旅行で奈良に行くなら古代史は必須ですよ。
 50Pでは薄すぎる。