●聖闘士第2章
 オールカラー原稿(※)で5週間ほど連続して掲載されたと思ったら、ろくに話が進展しないまま「次章開幕を待て!」で実質的な休載。
 迫力のある絵のかける漫画家にオールカラーで原稿をかかせるという発想はすばらしいが、人間はみな1日24時間なのだ。

※コミックス収録時のみオールカラー。当初は袋とじでオールカラーだったが、雑誌を購入せず「袋とじ破り被害」が続出したためか「袋とじ」はじきに消滅。
しかたなくオールカラーで連載がなされていたが、これではコミックスの売上に直結しないため、雑誌掲載時はカラー掲載せず漫画単行本のみオールカラーとした。
秋田書店も(オールカラー原稿が)初めての試みなのか、いろいろ紆余曲折があったようだ。
しかし・・・・出来上がったオールカラー原稿を読んで「つまんないですね。書き直し」といえる担当者が秋田書店に存在するのだろうか。

ブラックジャック創作秘話(秋田書店
 横浜に出かけた際に、一部立ち読みしてその場で購入。
 手塚治虫の担当者の「漫画家・手塚治虫に困ってしまった実話集」。
 藤子不二雄Aの「まんが道」などでは神格化されていて欠点のない手塚先生であるが、担当者レベルではずいぶん困った人だったようだ。
 (もっとも連載8本もかかえてれば・・・)