第1269話 完全逃しとノーヒットノーラン

*[その他]

#1269 完全逃しとノーヒットノーラン

■ 1 ■ その他

芸能人の悲報が続いた。いずれもまだまだ活躍ができる年齢で、自然死ではなかったことが悔やまれる。
渡辺裕之
上島竜兵(だちょう倶楽部)

■ 2 ■ プロ野球

●中日・大野雄 完全逃し
5月7日、中日・阪神戦で阪神青柳と中日大野が投げ合った。

T 000 000 000 0
D 000 000 000 1x

●青柳 9.3
〇大野 10

10回表2死、3番佐藤輝に2塁打を打たれ大野の完全は途絶。
阪神青柳と投げ合ったことが不運なのか、中日打線が援護できなかったのが不運なのか。
完全を逃した瞬間に草野球チームラインで「人徳!」とコメントが上がったのが正解だと思う。

ソフトバンク東浜、ノーヒットノーラン
昨年の主力選手がゴッソリいなくなった日ハムでもなく。
コロナの影響などで昨年のリーグ優勝メンバーがゴッソリいなくなったオリックスでもなく。
ホームランを量産している山川を介する西武を相手のノー・ノーは価値があると思う。
もっとも今年はなぜか投高打低で、広島と楽天以外は打撃成績がボロボロらしいが。
実は同日、メジャーのエンゼルス戦で先発のデトマーズ(22歳)がノーヒットノーランを達成しており、今朝メジャー中継を観ていた人は1日に2回ノーヒットノーランを確認できた日となった。

■ 3 ■ 読書

●戦史における小失敗の研究(※14冊目)
第2次大戦に絞られず、第1次世界大戦から近現代戦まで幅広く扱っており、なるほどと思うことも多かった。
一番読んでよかったと思うことは、いろいろ疑問に思っていた「日本軍の潜水艦の活躍度合い」について氷解したこと。
いろいろ潜水艦のスペックを見ると決して引けをとらず、むしろ潜水艦先進国である日本。
「紺碧の艦隊」などでは大活躍する潜水艦だが、潜水艦の単艦のスペックでは引けを取らないのに、これだけ戦果に差があるのはなぜかと思っていた。
艦隊の主力艦を目標とする日本軍の運用戦術と、輸送船などの補給線を分断することを目的とする連合軍の戦術の違いかと思っていたが、そうではなかったようだ。
日本軍の潜水艦はスペック的には優秀であるものの、発生する騒音が問題外だったようだ。
確かに優秀艦であっても静寂が必須である潜水艦において「音がうるさい」は論外かと思う。
駆逐艦からの攻撃を受ける確率も上がるし、損失も大きくなるだろう。
優秀艦であれば他国へ秘匿する必要も出てくるし、友好国ドイツのUボートとの性能比較検討会などは考えも及ばなかっただろう。

●破船(吉村昭 新潮文庫)※15冊目
新刊ではないもの、本屋で平積みになっていることでなんとなく話のスジはうかがえたが、普通に予想通りであった。
しかし、核心に迫るまでの経緯や、最終的に物語が収束にいたるまでの流れは眼が離せなかった。
寒村のタブーを村外に出させないこと。
ゆえにその厄災をも隠しとおさなければならなかったこと。
一気に読んでしまった。

統計学が見つけた野球の真理 ※16冊目
セイバーメトリクス本だが、打率・打点・ホームランだけでは測れない選手の価値を見出す指標を探し求める経緯を説明した本。
非常に面白いと思ったが草野球に転用することは難しい。
しかし計測技術の高度化によりさらに様々な記録が生まれていることが楽しかった。
選球眼、勝負強さ、キャッチャーのフレーミング・・・今後新しい指標が定例することが期待される。
一番驚いたのは「第9章 ストライクゾーンは丸かった」
ストライクゾーンは規定されているものの、ゾーンの角にあたる部分はストライク判定されず、結果ストライクゾーンは丸かったということ。
いずれストライク判定は機械が行うのではないかと思った。

●「岩宿」の発見 ※17冊目

歴史群像 2022年6月号 通算173号
特集記事はイマイチだったが。
20年以上前(隔月化から)から購入を続け、相当な量になってしまったが、特集記事はあとから読んでも役に立つ。
バックナンバーは押し入れの中だが、最近は欧州戦を読み返したいと思っています。

■ 4 ■ ゲーム
 
●あつ森
・オケラ発見
普段地中にいるので、鳴き声を聞きながら穴を掘って地上にすくいあげる。
地上でウロウロしているところを網で捕まえるのだが、適当に穴を掘ってアタリを見つけたとすると、オケラは穴に落ちて行方不明になってしまうので、ハズレ穴をあけたらすぐに埋めてしまう必要がある。
なんにせよ今月までのオケラをつかまえることができてよかった。

■ 5 ■ その他

アマゾンプライム
窓際太郎33視聴。