試験まで@2週間・・・・問題集の模擬テストをやってみても60点程度。
なんとしても15点は底上げしないと合格できない。
今回受験する試験は国家試験ではあるが、ことし初めて新設される試験なので過去問がない。
3ヶ月講習を受けた「きんざい」の問題集は受講したテキストにそった内容で互いにリンクしているので使いやすいのだが、きんざい版を会社で購入することが決まる前に大手資格試験取得学校の問題集を買ってしまった為、てもとには問題集が2冊。
大手版の問題集はきんざい版と明らかな違いがあり、分野によって難易度が大違い。
今回の試験は大きく分けて3つの分野に分けられる(1:業法とその関係法令、2:民法ほか貸付に関する法令、3:資金需要者の保護と財務および会計)のだが、1については大手版のほうがやさしく、2−3については大手版の難易度が極端に高い。
そもそもこの試験が新設されたのは、多重債務者をこれ以上ふやさないことや、貸付を行なう側にモラルをもたせることと法令を熟知した者を常置することが目的。
「1」の業法に関する設問は過去にまったく出題されたことがないので難易度はまさに未知数。出題数は全体の6割。
「2」については民法の中でも債権、契約、代理、相続など貸付にかかわる部分が出題範囲で、民法以外の関連法令は出資法・利息制限法・民事訴訟法などなど。
広く浅くなのだが、民法に関して大手会社は問題の作り方になれているせいか、やたらとヤヤコシイ問題を作ってくる。
正直、今回の試験は「ある一定数の合格者は絶対に出さないといけない」試験であるので、フルイにかけるようなハードルの高い問題を標準とするならかならず業界から反乱が起こるはず。
ゆえに、残り限られた時間を無駄にしないためにも大手版の問題集は封印することとした。

今回の資格については、営業所1箇所に1人は必ず資格者を配置することが義務付けられているため、資格取得者が業界で優遇されることは間違いない。
ただ、貸金業を営む業者が規制により激減しており、一定数の資格者が揃ってしまうと資格者が飽和状態になる。
今回の資格制度により、営業所の無人化が加速し貸金業者の従業員のリストラも加速することが濃厚。
多重債務者を減らすために業者の淘汰と法整備を一生懸命やった結果、結局はヤミ金融が増加する。
サラ金の2極化」によってまた問題は発生するのだろうが、その時はそのときでまた考えるってことだろう。