日曜日、草野球の試合(メンバーが揃わないのでリーグ内2チームの連合)があり、試合終了後帰宅して試験勉強でもと考えていたが、RF監督宅で開催されているゲーム会に参加して油断することにした。
10時集合の掛け声で集まっているはずのメンバーはRF監督、ライダーマン、TAC氏、2号の4名。
私が15時に到着した時は4人用のストーンエイジがちょうど終了した時分であった。タイミングがよい。

次に私を含めた5人で最近好評の「アグリコラ」をプレイ。
前回は品川区でGR監督が2連勝、今回はGR監督不在で場所もメンバーも変わった。この御利益がどうでるか?

今回は職人・小さな進歩のカードデッキを「E」タイプだけでなく、Kタイプ、Iタイプの3つのデッキからどれを使うかを各プレイヤーが選択できるというルールでスタート。
私はKデッキを使ったが、定期的に羊、豚が手に入ったり、石造建築にグレードアップすれば特典があったりとどちらかというと終盤に利いてくるカードが多かった。
その中で光ったのが「小麦+1(名称忘れた)」と「脱穀機」。
小麦+1は普通「小麦をもらう」のアクションでは1つしかもらえない小麦が2つもらえるようになる。
脱穀機は「畑を耕す」もしくは「種をまく」のアクション実行時に同時に「パンを焼く」アクションも実行できる。
これにくわえて「パン焼小屋」(鉄3つ必要だが小麦2個まで・1個につき食料5)というグレードアップカードもあった。
これはもう小麦+パン焼路線でつき進むしかない!と思っていた矢先、すぐに隣席のTAC氏が「小麦マニア」をプレイ。
小麦マニアは「小麦をもらう」アクションをすると、TAC氏に食料1を払わなくてはならないという効果。
描いていた路線が5分かからずに崩壊。

小麦マニアがプレイされる前に手に入れた小麦1個。
これを大切に育てなければならないが、小麦の大量生産路線は主軸とせず、副業で畑を徐々に拡大することにした。
まずは目先の食糧問題を解決するために「調理場(かまどは既に売り切れ)」を購入し、パンも肉も焼けるように準備。
ゆくゆくはお肉に化ける「羊」をつれてきて牧場に放牧を開始。
目先の食料は「釣堀」などでカバーし(家族が2人なのでなんとかなる)畑と牧場を拡大。
ゲーム終了時にかぶるマイナス点(麦、野菜、牛、豚、羊などを所有していないと各項目ごとにマイナスが入る)を抑えるために多角経営。
家族2人(つまりアクション数2)はやはりきつかったが、資材を効率よく使えたので最後はパン焼小屋(VP5)、牛車なども場に出すことができ、優勢と思われたRF監督から1番人気を奪いとった。
ゲーム終了後の得点は私が30点でトップ。
羊8頭、豚5頭、牛2頭、小麦6個、野菜2個、牧場3箇所、レンガ造りの部屋2、家族2人、空き地3(−3点)、畑3)
カードによるVP6(牛車1パン焼小屋5)
2位はライダーマン、最下位は初プレイの2号。
今回の2号はめずらしく「あ、間違えたー」というアクションミスが多くみられたが、絵柄が確かに似通っているのでまあしょうがないが、2回目以降はハンデなし。

今回は中盤、私が「葦3つ」をゲットするアクションを行った際に、2つ手番が後のライダーマンに「それとるのかよ!RF監督の妨害しようと思ってたのに!これでRF監督が勝ったら1号のせいだ!」と叫びはじめた。
※結果的に確かにRF監督の妨害行為アクションではあったがそれほどすばらしい1手とも思えず、私もこの葦3つのおかげで最終ターンに「改築+小さな進歩」がプレイできたので、どのみちこの葦がないとVPは大幅に下がっていた。こっちにとっても葦3つは生命線だったのだ。
たしかにRF監督は「葦をゲットすると色々付録がついてくる」職業と小さな進歩でボーナスが随分ついてくるし、木材などの資材で食糧をまかなえるようになってきていた(大きな進歩)ので、食糧問題はおおむね解決していたし、誰よりも順調に見えた。
結局、順調に見えたRF監督も畑なし、小麦なし、野菜なし(動物も各種なかったがマイナスを無効にできるカードがプレイされていた)など各種なしでマイナスが響き3位。
叫び続けていたライダーマンがRF監督を差し切って2位。

「楽しいけど勝てなかった」プレイヤーと「勝ったけど苦しかった」プレイヤー、そして「やりたいことがなかなかできなかった」プレイヤーの3種にこのゲームは分かれると思う。
前回初プレイ時のGR監督(コンボ炸裂+40VPでダントツ1位)のようなケースは稀。
各プレイヤーも手なれてきたので有利なアクションは放置しておかないし、独走は難しいだろう。
このゲームがプエルトリコの上をゆくというのもうなずける。
重いけど頑張って輸送お願いします>ライダーマン