10/11(土)ライダーマン宅で私1号・RF監督・GR監督・ライダーマンのお馴染みメンバーと今回はTAC氏が初参戦。
TAC氏はRF監督・V3の同級生(2号の先輩)で私もその昔ゲーム会やらスキーやらで同席したことがあるので面識あり。
会うのはGR監督の結婚式以来、その前になると12−3年前?のスキーになるのではないだろうか。とにかく久しぶり。
趣味は全然変わっていないようで、我々が最近プレイしているドイツゲームの知識もあり、ライダーマン宅に山積みされているゲームの山を見てよころんでいたので今日プレイ予定の「アグリコラ」のプレイヤーとして不足はないようだ。

手始めに前回プレイした「魔法にかかったみたい※」を5人でプレイ。
インスト含めてもたいして時間がかからない上、悩みゲーなので初プレイのGR監督・TAC氏の評価も上々。
(勝者はGR監督)

※これは勿論意訳なのだが「女の子のグラスに目薬をまぜた」ようなネーミングセンスは理解できない。

次に本命の「アグリコラ」。カードが400枚も付属しており、カード主体のゲームなのかと思ったが、そうではなかった。
はじめに「カードなし」のファイミリータイプでゲームスタート。
ゲームの流れとコツをつかむために全体の1/3ほどプレイ。

ゲーム内容としては家族コマ=アクション数、そして家族はメシを食べるので食料を確保しないと罰則点が入るというのは「ストーンエイジ」と同じ。
アクションには建物を建てたり(増築・改築)、家族を増やしたり、資材・食料(小麦・野菜)・家畜を手に入れたりと、ストーンエイジに比べるとかなり多い(ラウンドが進むごとにアクションが追加される)。
ラウンドが進行する上で「大きな進歩」カードを取得することができ、食糧供給にかかせない技術(文明カードみたいなもの。各種1枚しかないため、全員にはいきわたらない)が多い。

自分の領地を有効活用して食料を確保し、かつVPをたくさん稼ぐためには「プエルトリコ」のように効率的に資材などを確保し、より適切な進化形態を手際よくすすめていくしかないのだが・・・・。
・1つのアクションはすべて先着1名様のみ有効なので、基本的には早いもの勝ち。手番もかなり重要。
・食料の消費についてはかなりシビアで、後半に進むにつれ食糧消費のサイクルが早くなる。
・アクション数(家族)が常に不足がち。家族を増やすためには増築をしないといけないし、家族が増えると食料がその分かかるので負担も大きい。
以上のように決して楽な展開にはならないし、なにをやるにしても先着順でしかも手数がかかるので余裕はまったく生まれない。
食糧確保のケースをいくつか記載する。
まず小麦系。
1:小麦のもみを取得〜畑を耕す〜タネをまく〜「収穫期」に小麦1ゲット(3期分割収穫・計3) 小麦1=食料1 (ちなみに家族1人につき食料2必要。効率悪し)。
2:小麦のもみを取得〜「大きな進歩」でカマドを取得〜「パンを焼く」で小麦をパンに変換。
(小麦1につき食料3〜5。パンを焼くと小麦が1なくなってしまうので、畑で大量栽培するのがベストだが、畑を耕す〜タネをまく〜収穫後パンを焼くを繰り返す前に家族が全滅する)
次、家畜系。
1:木材をゲット〜柵を作る〜家畜を買ってくる=自動的に牧場内に放牧。
この手段はお手軽で、収穫期に2頭いると子供を生むので拡大再生産にも最適なのだが、羊1頭で2食料分(焼くためには「大きな進歩」でかまどなどが必要)なので、初期段階で数少ない家畜を食べてしまうとすぐに苦しくなる。
初期の食糧問題さえ解決できれば軌道にのりやすい。

ファミリーゲームではこんなところなのだが、400枚近くの「小さな進歩」と「職業」カードを使うとゲームの勝ち方が多彩になる。
カード同士の組み合わせがコンボとなり、組み合わせによってはかなり強力になる。
悩みどころが増えるので時間もかかりがちだが、腰をすえてやるにはいいゲームだとおもう。
問題は誤訳が多いこと。プレイを繰り返して1つ1つ解決していくしかないんだろう。

2戦ともGR監督が勝利。思考時間をもっと短くしてくれれば祝福できるんだが。