5月20日からいよいよ交流戦交流戦の結果もペナントの行方を左右するが、それでも序盤戦の勝敗は大事である。
ホークスはケガ人がなんせ多く(本多、多村、馬原)それを補う若手野手がなかなか出て来ない。
磐石と思われた先発投手陣は斉藤・和田がケガで出遅れ、新垣・杉内もピリッとしない。昨年好投したスタンドリッチも一軍にいない。
しかし、明るい材料が投手陣にはある。1年遅れで大隣がでてきて、新人の大場も計算できることがわかった。150キロ左腕・小椋もようやくでてきていいところで使われている。
先発陣が若返る中、ストッパー馬原の不在は大きい。ホールトンなどが起用されているが、絶対的な安定感はなく先日も1点とって勝ちこした後に2死から4連打でサヨナラ負け。
野手では2番本多と3番多村の代わりが不在で、レフトに松中をまわし、一塁に小斉などを起用しているが打線の迫力があきらかに落ちている。
松田は徐々に力をつけてきているが、急成長の気配はない。若手が内外野で1人づつ出てきてほしい。

ホークスは戦力が整うまでなんとか戦わざるを得ない状況だが、意外に善戦しているのが楽天
「勝ち星は投手で計算する」この意見には大賛成なので、楽天の先発投手陣の安定度をみてみると、なかなか整っている。
まず、オープン戦で徐々に調子を上げ、ペナントで本調子になった岩隈。ダルビッシュと投げ合って1−0負けた以外はすべて勝利で4勝。
(でも昨日4回途中5失点で負けた)
2番手は田中将大、安定度が昨年より増し岩隈と甲乙つけがたい。
3番手以降は朝井・永井・ドミンゴ。ストッパーを失格したドミンゴも先発にもどっていい投球を続けている(今日は3回の時点で4失点)。
一場が入らなければならないが、7点もらってひっくり返される投球内容ではチョット・・・。
疲れで調子を落とすことはあっても、そう大きくはローテは変わらない。ペナントが混戦模様なので、終盤ヒョイと3位に顔を出す可能性はある。

オリックスラロッカ・ローズ・カブレラを介するビッグボーイズが売りなのだが、野球自体は無駄な失点が多く、細かい小技もうまくいっていないようなので負けが多い。
今年になって注目されるのは投手陣の若返り。長いシーズンをこのいままでいけるかどうか疑問はあるが、先発の数は揃ってきていると思う。
開幕投手になった金子を軸に、山本、小松、中山、岸田、近藤と続く。
シーズンを通して投げたことのない投手ばかりなので、途中でヘバることが予想されるが、できた穴は実績のある川越・光原らで埋めればいい。
両投手とも不調で現段階では先発組に入れないが、6月頃にローテにはいれるよう復調できればタイミング的に一番よいと思う。