身内数名が読んでいる程度だろうと思ってこれまで色々書いてきたが、前回のパリーグ編に関して色々反応があったので続編(真面目編)を書いてみる。
前回のシリーズ回顧については当初真面目に戦力分析を行うつもりであったが、文章を書いていて非常につまらなくなってしまった為、ヒイキ球団を全面バックアップすることにした次第。

(1)野村監督について

昨日のゲーム会の際(後述)にライダーマン(ヤクルトファン)と談笑したのだが、古田曰く野村監督の選手への対応は「無視・褒め・批判」の3種類であるらしい。
2流以下の選手には眼もくれず(無視)1流半の選手については「褒め」1流選手に対しては「批判」。古田自身は随分と怒られたらしい。
現在イーグルスで指揮をとる野村監督のスタイルは以前に比べて随分と変わったらしく、コーチにかなりまかせているし、1流の域に入った「マー君」にも大分やさしい。

この野村監督が今季から日ハムの監督になった梨田監督と対談を行ったようだが、野村監督曰く「弱小球団の監督にこそやりがいがある」とのこと。
南海・ヤクルト・阪神楽天・・・・確かにそうだわな。
梨田も近鉄で下馬評を覆すリーグ優勝をやってのけたけど、高田GMを失った日ハムをやりくりするのは注目もあるだけに大変だと思う。

(2)ホークス以外の他球団について

●日ハム
期待されていた多田野のケガでいきなりズッコケたが、昨年の日本シリーズで感じた先発不足も藤井の加入で補完。
新人王・八木がどの程度の怪我かは知らないが、このまま終わることもあるまい。しかし肩のケガは怖いよ。
木下・吉川の若手も出てきているので先発はそれほど苦労しないのかもしれん。
野手は大物感のある選手が少ないため、これまでのように細かい使い分けが必要。
捕手は日本シリーズでもあきらかになったが、リード面で鶴岡が高橋信を大きくリードしていることは確実。しかし鶴岡はDHを使いたいくらいうてん。
中田は大物として期待されているが、清原のような活躍を期待するのは酷かと思う。あせらずジックリ技術とチーム愛を育てるべきだろう。
セギノールが去った後、4番を誰が打つのか?外人がコケると眼も当てられない。
むかしはパットナムやウインタース、ウイルソンなど大物を連れてくる感があったが、最近はどうもハズレが多い。

●ロッテ
日本一になった際のYFKが揃っていなくなった。
ここ2年間の巨人をみればわかるように、絶対的なリリーフがいるかいないかでチームの成績はガラリと変わる。
先発投手は充実しているのでせめて8回以降の黄金パターンを誰にまかせるのかが確定させたい。
シコースキー+新外国人で補強は行っているが、シコースキーは球速いけどチェンジアップは三振をとれるほどではなく、追い込んだ後苦労するはず。
投手起用をどうするか、監督手腕がみもの。せめて黒木のケガがもっと軽くすんでればなあ。
内野、20世紀末にドラ1で高校生内野手をとり続けたが(澤井・渡辺正)大きく開花しなかったため層が薄い。堀がまだ引退できない。

楽天
万年Bクラスの南海ホークスから常勝球団に生まれ変わったホークスに対する愛着は薄れることはないが、南海時代の「俺が応援にいかないとこのチームは勝てないんだ」という雰囲気をイーグルスは持っている。
楽天パリーグでなければ応援したい球団。
南海ホークスの時代は佐々木信也みのもんたに「今日のパリーグの勝敗です」の一言で勝敗を紹介され、映像すら放映されなかった時代。
ベテランは己との戦いために職人と化し、中堅選手は5段階で3程度の活躍しかしてくれないし、若手は若いことのマイナス面しか見せてくれない。
しかし今のイーグルスは球団あげて上昇志向のカタマリであり、かつての南海ホークスとはまるでちがう。
残念なことではあるが、Aクラスになるには投打にまだ足りないものが多い。
セットでの投球と怒りっぽい性格に難があるドミンゴ、サードの守備は鈴木健レベルのフェルナンデスを使い続けなければならない悲哀。
捕手の島も修行中、内野の渡辺直・草野も好選手でもうヒト皮むけてほしいところだがいずれも20代後半〜30代。
鉄平もムラがなくなればいいんだけどな。

●西武
南海ホークスダイエーホークス時代、西武球場に随分?と応援にいったが、当時は石毛・秋山・清原・デストラーデの全盛時代でまるで歯がたたなかった。
ひどい時など日曜日ダイエー先発・内山(佐々木誠・秋山を含んだ大型トレードのオマケ投手)で16−0の大敗。
9回2死、応援団が「満塁ホームラン4本で同点です!」とファンを鼓舞していたが、さすがに悲しかったよ。
ともかく、このようないきさつ(観戦するたびに敗北)が多々あった上に、球団経営者の球団に対する方針などもありこの球団の応援だけは断固としてできない。
個人的感情はおいとくとして、今後活躍を期待したい若手が数名。
今年大きく成長した涌井。炭谷との黄金バッテリーをぜひ築いてもらいたい。
栗山が現在一歩リードしているが佐藤友・赤田の俊足巧打の2人も怪我さえなければレギュラーなのにね。

オリックス
補強方針が短期的なため、レギュラーをがっちりとつかむ自前選手がほとんどいない。
イチロー・田口でこりて巨人のマネをしてるのかもしれないが、ファンはそんなこと望んでないと思うのだが。
投手陣にケガが多いのはなにか原因があるのだろうか。