第1325話 詰将棋パラダイス7月号

*[その他]

#1325 詰将棋パラダイス7月号

■ 1 ■ その他

●大人の休日旅行・思いだし

秋田内陸縦貫鉄道
国鉄時代は角館線(角館~松葉)と阿仁合線(鷹ノ巣~日立内)の2つの盲腸線に分かれていた。
宮脇俊三「時刻表2万キロ」にも第8章に書かれているが、王子にプレゼントしてしまったので確認ができない。
ただ、2つの盲腸線を乗りつぶすには相当な努力があったのではと思う。
JR発足後、奇跡的に松葉~比立内間の新線が開業し、第3セクター線として現在に至っている。
しかしwikiで調べる限りでは、毎年2億円の赤字が続いていて、経営は厳しいようだ。
・乗り込んだ普通列車気動車。車内(1両編成・トイレ付。ロングシート)にはモニターが2台設置されていて、30分で1周りする沿線の春夏秋冬の映像が流されていた。外を見ても自然が豊かなことはよくわかるが、あらためて映像で観てみるとどのようなところを走っているのかがよくわかる。
これは第3セクターならではの良案。
角館駅で切符を買うときに、沿線ガイドパンフレットをゲット。路線の観光や見どころスポットがくまなく書かれている。
角館を出て隣の駅、羽後太田を過ぎたところで早くも1つ目の沿線スポットが。
何だろうと思っていると、気動車のスピードが落ち、歩くほどのスピードに。すると左手に田んぼアートが!
運転士さんも車内アナウンスで解説。
この田んぼアートは沿線に複数個所あり、都度減速してくれました。
・新線である松葉~比立内間は開業が後回しになっただけあって、山岳が続く。
難所である戸沢~阿仁マタギ駅は約5.7キロのトンネルがあり、トンネルに入ってから出るまで時計で計ってみたが、4分40秒だった。
この山岳地域では駅名の通り、マタギの生活区となっているようで、マタギ資料館もあるようだ。
料理も食べてみたいね。
・しかし小中学生の時、チャレンジ2万キロでとても乗ることはないだろうと思っていた角館線・阿仁合線を踏破できるとは!感激。

◎大森勝山遺跡
・環状列石がある遺跡。弘前からレンタカーを借りてから、雨はどんどんひどくなるばかりで、遺跡についても歩いていけるかどうか怪しくなってきた。
遺跡に近づくにつれ雨は小降りになり、遺跡駐車場に着く頃には傘を差せば十分歩けるほどに。
案内板では距離があるように書かれていたものの、実際には苦にもならない距離。
まだ整備中なのかな?と思わせるほど、整ってはいるものの完成形には思えない現場でした。
天気が良ければ岩木山が正面に見えるようです。
この遺跡は住民の居住跡がなく、祭場であったのではと書かれていたが、では近くに居住跡があるんだろうか。
周囲は斜面になっていて草木が覆い茂っているので、とてもどうなっているのかはわからなかった。

◎亀ヶ岡遺跡(遮光器土偶が発見された場所!)
・ボランティアガイドさんの話では、北東北・函館の縄文遺跡が世界遺産登録されてから、いろいろ整備が始まり、まだ現在は途中の段階とのこと。
亀ヶ岡遺跡の資料館も遺跡現場からだいぶ離れているし、資料館の建物も古い。
資料館は小学生の遠足で通る程度のもので、世界遺産登録されるまでは遠方から訪れる人も少なかったとのこと。
世界遺産登録されると観光バスがやってくるようになり、資料館への道が狭いので幅の広い道を通るよう案内板を出したり、道に迷ったバスを車でレスキューしたりしているそうだ。
・いずれは現在の亀ヶ岡遺跡の駐車場になっている場所に資料館を建てて展示物を移すそうで、そうなると東京の国立博物館に常設展示されている遮光器土偶もいずれ里帰りするかもしれない。東京の博物館ではかなり身近に観ることができるので、今うちよく観ておく必要があるかも。
この遺跡の敷地内には、住民が家を建てて居住していたので、(お金で)立ち退いてもらったらしい。
道路沿いに家が建っていたと思われるところが、のきなみ更地に。
さらに一番手前の跡地には、枝ぶりの良い松の木が何本も植えられていて、なんでも居住していた人が庭の手入れに力を入れていたらしく、松の木は泣く泣く置いて行かれたらしい。
いずれは観光施設の一部になってしまうのだろうが、せめて松の木はどこかに移植してもらいたい。
・ガイドさんの話では、道路をさらに進んだ先の集落も立ち退きの対象になっていて、今建物が建っているところがゴッソリ更地になるようだ。

五能線
チャレンジ2万キロを目指しているときに乗れると思わなかった五能線に乗ることができるとは!感激!

◎青森の「味噌カレー牛乳ラーメン」、盛岡の「冷麺」

(書きかけなので、続く!)

■ 2 ■ 読書

●ホーム ※28冊目
堂場瞬一の野球もの作品。なんでもデビュー作が野球(日本人選手のメジャー挑戦)だったそうで、その作品のかなり後の話。

アイヌの碑 ※29冊目
北海道の日高本線が台風の被害により一部不通になったあと、そのまま修復されず廃線となってしまった。
日高本線がまだ残っていれば資料館のある二風谷(平取)まで行きやすかったのに。
それはともかく、いろいろ新しい発見があったので、買ってよかった本。

マタギ矢口高雄
マタギ戸川幸夫 ヤマケイ文庫)
いつも寄る本屋で趣味のコーナーというと、将棋やゲームや鉄道しかチェックせず、そのほかのコーナーは素通りでどんな本が並んでいるかもわからなかった。
今回、旅行の余波で「マタギ」の本を探したところ、本屋の「登山」コーナーを眺めてみた。
登山本の種類の多さにびっくり。
それに登山関連の書籍として「ヤマケイ文庫」があることも初めて知った。

●聴耳草子(ちくま学芸文庫 佐々木喜善
10年以上前、Kさんと東北旅行に行ったとき、遠野を去る時に駅構内の店で「カッパ捕獲免許証」を購入した。
専門書も多数並んでいたが、この聴耳草子を購入しようかどうか迷って、結局購入をやめてしまった。
ちくま学芸文庫」なら東京でも本屋で買えるのではないかと思ったから。
結局10年以上たってようやく購入出来ました。>盛岡駅構内の本屋で

■ 3 ■ その他

詰将棋パラダイス7月号
今日は11時出社だったので、出社前に千駄ヶ谷将棋会館に寄り道。
月初に発売される「詰将棋パラダイス」7月号が出ているから。
売店は10~17時の営業で火曜日はお休み。
先月号を購入したときは日曜日だったので、プロ棋士の対局はなかったが、今日は水曜日。
プロ棋士の対局でなくても、せめて奨励会の対局があって、プロの卵がうろうろしていないかなと思っていたら、売店前の予定表は真っ白。
かなり静かな中でレジ前の詰将棋パラダイス7月号を購入して会社へ向かいました。
入り口には日本将棋連盟会長に就任した羽生善治の就任を祝う胡蝶蘭がワンサと並んでいました。

詰将棋パラダイス6月号
6月号の懸賞問題の解答は9月号に掲載される。
1か月以内に回答を出して懸賞に応募するのもOKだが、詰将棋じたいは答えが発表されるまでの3カ月は考え続けることができる。
6月号の保育園・懸賞問題の私の解答は次回載せます。