■ 1 ■ ゲーム

●群雄割拠(ウオーゲーム日本史22)

3人でも遊べるゲーム(4人でも可)。
「スモールワールド」の戦国版と言えるかもしれないが、ルールはシンプルで手際よくやれば1時間で終わる。

プレイヤーは盤上に登場する戦国武将を選択し、ルールに従って勢力を拡大。
移動が終了した時点で支配しているエリアの判定(存在、部分支配、完全支配)を行いVPを集計して、次のプレイヤーに手番が映る。
他勢力と同じエリアに進入した場合は戦闘(それが前のターンの自分の勢力ユニットであっても)。
このように各手番プレイヤーが登場する戦国大名を選択し、その戦国大名が出現するエリアを基盤に勢力を伸ばしVPを獲得。これを繰り返す。
ゲーム名にあるように群雄割拠なので、1つの大名による全国支配は無理(プレイヤー駒は最大19個)。
またヒストリカルに戦国武将が登場するわけでないので、その辺は軽く流すこと。
(第1ターンに伊達政宗が登場し、最終ターンに織田信長が登場することもある)

では戦国武将はどうやって選択するのか。
地図の上部番外にカードが2列並んでいるが、これが登場する戦国大名のリスト。
左側がカミチャで、一番左の大名を選択する場合は損失はないが、左から2番目、3番目と奥にあるカードを選択しようとすると、ゲーム開始時に4枚配布されている天命チット(1枚につき1VP相当)を飛び越すカードの上に1枚ずつ置いていかなくてはならない。
(左から2番目なら天命チット1枚を一番左側のカードの上に置く。天命チットのカードを取ったプレイヤーはその天命チットも獲得する)

例えば…
写真の例でいくと
一番左:長宗我部元親(土佐を基盤に5戦力)水軍。四国を完全支配するとVP2倍。+支援カード「発展」(ランダムで1地域のVPが上がる)
左から2番目:朝倉義景(越前を基盤に5戦力)上洛。+支援カード「本願寺顕如」(独立勢力。摂津1戦力。摂津に城砦を置く)
左から3番目:竜造寺隆信(肥前5戦力)水軍+支援カード「発展」
左から4番目:伊達政宗陸奥中5戦力)奥羽を完全支配するとVP2倍+支援カード「最上義光」(独立勢力。出羽2戦力)
左から5番目:織田信長尾張9戦力)上洛。河内に大都市を置くことができる+支援カード「雑賀衆」(1ユニットを追加で受け取る。そのユニットの攻撃時DM+1)
左から6番目:島津義久(薩摩8戦力)各戦闘ごとにDM+1+支援カード「佐竹昌義」(独立勢力。常陸2戦力)

戦国武将カードと下段の支援カードはセットになっており、組み合わせはランダム。毎回組み合わせが変わる。
今回の場合、4番目の伊達政宗最上義光のセットがおいしい。伊達政宗の戦力だけで奥羽の支配は(他勢力がなければ)可能なので、最上がサポートしてくれれば伊達政宗は南下して関東エリアに進出することができる。
しかし第1手番プレイヤーが選択するには長宗我部と朝倉、竜造寺に天命チット(1VP)をそれぞれ置いていかなければならないため、代償は大きい。
おとなしく長宗我部で四国制覇、発展カードで四国エリアの発展(支配による基礎VP+1)をつかめればざっと4倍だ。
第1プレイヤーが長宗我部でプレイを終えるとカード列は左側にシフトして、山札の横に(前回島津のカードがあったところ)に山札から戦国武将カードとその支援カードが1枚ずつオープンされる。
第2プレイヤーは朝倉、竜造寺、伊達、織田、島津、新大名の列をみながらどの武将をプレイするか考える・・・・
この繰り返し。
VPは1手番終わるごとに集計してから次のプレイヤーに手番が移るので、高VPエリア(北九州、近畿が支配基礎VPが3。各地域+1の発展の余地があるが、関東だけは基礎2+発展2で4になる)で支配の奪い合いになるか。
あえて僻地を選んで完全支配で確実にVPを得るか。
武将(+支援カード)の並びも重要だし、他のプレイヤーの選択も当然プレイを左右する。

○VPの計算方法
(1)手番終了時に地域支配によるVP
・存在:地域エリアに戦力ユニットを保持(地域の基礎VP×1)
・部分支配:地域エリア中2スペース以上に戦力ユニットを保持し、なおかつ他のプレイヤーの保持スペース数を超えている(基礎VP×2)
・完全支配:地域エリアのすべてのスペースを保持(基礎VP×3)
・海エリア:1エリア支配しているごとに1VP(得点計算後、海スペースのユニットは除去)
・大都市エリアを保持(2VP)都市エリアを保持(1VP)
これに戦国武将の特殊能力があればそれを付加する。
(2)終了イベントによるVP(支援カードの記載による)
(3)上洛チット
戦国大名で「上洛」の記載がある武将は、手番終了時に山城国を支配していれば「上洛チット」を1枚ゲットする。チットの数字をVPとしてゲーム終了時に得る。
(4)天命チット ゲーム終了時1枚につき1VPを得る。

地域によるVP確保が大きいものの、競り合いになると上洛チット・天命チットが効いてくる。
慣れればカードゲームよりもお手軽かもね。

■ 2 ■ その他

会社の先輩が食堂で昼ごはんに食べていたラーメンがコレ。辛辛魚。
辛いものに強いこの先輩が、赤い粉末全部をラーメンに入れてすすっていると、「うわ!辛い。全部飲めないや」と言ってスープを捨ててしまうほどの辛さ。
昨年居酒屋で野球中継を観ながら、その店のアカカラ鍋(辛さ8)を平気ですすっていたその先輩、豪語するだけあって翌日何事もなく出勤。
私は起きたその瞬間からお手洗いにこもりきり。さすがにまずいので着替えて出発したが、途中駅で3回、電車を降りて駅のお手洗いへ。
最後は遅刻ギリギリになったので、辛抱して会社になだれ込み、荷物を置いてすぐトイレへ。
これくらい翌日に残る鍋でも何ともなかった人が・・・・
いつ食べるべきか、非常に悩んでいる。