最近こまめに買っているウオーゲームの類ではどうかと考えると・・・
第2次大戦の欧州戦線がタイトルのゲームは「本物の」ドイツゲーなんだけど)
・最近買っている陸戦ゲームは、移動・戦闘などの基本は同じなので、そのゲーム独自のルールを理解してしまえば、意外にインストは早いのではないかと思う。
・ユニット数は多くてもカウンタシート2枚程度の規模なので、セットアップもさほど時間がかからない。
・おおむね2−3時間程度で終わる。
最近複雑化(?)しているドイツゲーに比べて、かえってお手軽感が出てきているかもしれない。
個人所有しているゲームのリストを下記に掲載。
ミリタリーに詳しいKAMEさんと今度呑むときに話題にしてみよう。

※各種のゲームについてはゲーム名で検索するか、該当雑誌のホームページをご覧ください。

第2次大戦・欧州戦線モノ。

◎ドイツ戦車軍団(JWC。旧エポック)
基本ルールを軸にフランス戦、アフリカ戦線、独ソ戦の3種の異なる戦線のシナリオが付属。
時期・戦場によって異なるルールはシナリオごとに準備されているので、基本ルールは同じでもテイストの違うシナリオが楽しめる。
難易度は低めで、移動・戦闘・ZOCなどの基礎にシナリオルールがつく程度。
シナリオ1から順番にマップ、ユニット、戦線の規模が大きくなってくる。

◎東部戦線冬期戦41−42(GJ22号)
その名のとおり独ソ戦の冬期戦。マップ東側にモスクワがあるので、ドイツが攻め落とすか、尽き果てるかの戦い。
GJ本誌のレビュー漫画を読むと悪天候(冬期)でなければ「モスクワなんてイチコロっすよ」ということらしい。
移動・戦闘以外に補給の概念があるので前述のドイツ戦車軍団より難易度は高め。担当するユニットも多め。

◎激闘!グデーリアン装甲軍(GJ35号)
前述の冬期戦と舞台は同じで、若干規模が小さい。
マップ東端にモスクワがあり、西端にミンスクがある。
このゲームは「天候」等の戦況に大きな影響を及ぼすルールがなく、単純にドイツ軍の進撃にソ連軍が増援部隊でしのげるかというチカラ技のゲーム。
冬期戦に比べて「本格派」というべきだろうか。同じく補給のルールがある。

◎ドイツ装甲師団長2(GJ43号)
独ソ戦のゲームだが、ツクダホビーでいう「戦術級」か「作戦級」規模のゲーム。
マップは戦闘区域のどこかを現すだけで、特定されていない。
プレイヤーはドイツとソ連に別れ、それぞれ初期戦力をダイスふりで決定する。
初期戦力が決まったら、おのおの2枚ずつ「任務チット」を引き、その戦闘の勝利条件を決定する(2枚のチットのうちどちらかを達成すればよい)。
1回戦で勝敗を決定してもよいが、ゲームは3〜4回戦行うことを念頭においており(プレイタイム2時間以上というのはそのため。ユニットもドイツ軍が強めの評価)1回戦闘が終了したら、それぞれ残存兵力を引き継ぎ、増援部隊(※)を追加して次の2回戦目を行う。
ランダムなのは任務だけでなく、使用するマップ、マップの向き、戦力の進入方向なども毎回ダイスで決定する。
※増援部隊=当然、ドイツ軍の増援は乏しく、ソ連軍は豊富。

◎VICTORY AT SEA
大西洋上の英独海戦ゲーム(名作WAR AT SEA の改良拡大版)。
ターンごとに艦隊を派遣してエリアを取り合うことによってVPを蓄積していくゲーム。
つねにイギリスが先に艦隊を移動して、その結果をみてドイツ軍が艦隊を派遣する。
イギリスは戦艦多数ながら低速で遠方エリアにでることが難しく、ドイツは艦隊の半分以上が潜水艦。
ゲーム中盤にアメリカから連合国にやってくる輸送艦を撃破するためにドイツは潜水艦部隊をさしむけねばならず(護衛部隊であるウルフパックがついているので潜水艦の被害もでる)終始ドイツはツライ。

●戦国モノ(マルチ含む)

◎戦略級関が原(GJ2号)
東北の上杉景勝を討伐するために家康が北上するが、石田三成らが挙兵し東進、家康も進軍を止めて反転する、という大規模な「関が原」。
関が原の戦いをゲームにしているわけではないので、必ずしも軍団の激突が関が原でおこるわけではない。
名作ゲームじゃないかと思いつつ、ゲームは未プレイのまま、GJの在庫もなぜかなかなかハケない。

◎本能寺への道(GJ15号)
プレイヤーが信長家臣団の1武将となって敵対勢力と戦い、信長の死後は後継者となったプレイヤーが勝つゲーム。
信長を討ち取ったプレイヤーが勝利となるが、ゲームは最終ターンまで続くので、信長を討ち取ったプレイヤーは自分の首を守り続けなければならない。
これも名作だと思うんだけど、1回やってみたときに、確認必要事項が出て中断。
みんなでやってみる前に検証が必要かも。

◎ゆけ!信長家臣団(ウオーゲーム日本史14号)
おなじくプレイヤーは信長家臣の1武将に。
マップ不要?の貢献度積上げゲームで、難易度はかなり低め。
遊びやすそうなイメージだったけど、今ではゲームの底の浅さを感じている。

●幕末モノ(マルチ含む)

◎志士の時代(ウオーゲーム日本史8号)
1度やってみたが、戊辰戦争における戦闘の細かいルールに不備?があり、いまひとつ納得できないままに終わった。
テーマは好きだし、面白いゲームだとは思うが、何度もやってみて細かいルールは個別に補完していく必要がある様子。

◎最後のサムライ(ウオーゲーム日本史13号)
こちらはマルチではなく2人用の対戦ゲーム。テーマは西南戦争
(九州旅行へ行った時に、しったかぶりで先輩のKさんに大嘘を話したことを後悔して勉強)
マップには九州が描かれており、各都市はエリアで表記。
ゲームはカードを利用してアクションを行う方式で、ルール自体はとってもシンプル。
史実では薩摩軍は侵攻をほとんどできずに終わってしまったが、本作ではそれほどバランスが悪いわけではない。
実は名作ではないかと思っている。
同じシステムで東北の幕末戦がゲームになった(ウオーゲーム日本史)。

●太平洋戦争モノ(実はこれが一番多い)

・FLAT TOP(AH):名作なのはわかるけど、プレイが大変。
・VICTORY IN THE PACIFIC(AH):WAR AT SEAの太平洋版。ルールがちょっと複雑化。
日本機動部隊(エポック):これが3800円だったとは。JWCシリーズで再販されたときはルールも再編成された。空母ゲームの入門ゲーム。
ハコものはだいたいこんなもん。

日本機動部隊
日本機動部隊が南太平洋海戦で終結しているため、戦争後半のエセックス級大鳳、改飛龍型などの戦いが切望され、ゲーム化。
前作に比べ「戦いは数だよ兄貴!」ということが前面に出ているため、空母部隊が艦載機に襲撃された場合、周囲3ヘクス以内(敵航空機の航続距離範囲)をくまなく索敵して敵空母部隊を発見し艦載機でボコボコにする、という展開の連続。
練度に劣る日本軍が不利なので、架空シナリオ(史実と艦船は同戦力だが航空機の練度が平均以上で、新型機が配備済み)をやってみるとなんとか戦える。

大日本帝国の盛衰(GJ別冊)
太平洋戦争の開戦からゲームはスタートする。
マップは太平洋全域(西はインド洋・セイロン島、南はオーストラリア、パールハーバーまで。メガヘクス)ユニットは主力艦2隻で1ユニット。
海軍だけでなく、陸軍、航空機部隊ユニットもあり、日本の住宅事情にかなった太平洋キャンペーンゲーム。
切望はしていたが、ちょっと敷居が高い感じ。

真珠湾強襲(GJ39号)
同じく太平洋戦争キャンペーンゲーム。
マップを見ても大日本帝国の盛衰とほぼ同じ。マップはエリア分けされており、前述の「VICTORY IN〜」と似ている。
艦船は主力艦2隻で1ユニット、陸軍、航空機部隊ユニットもあり。
一番遊びやすそうな太平洋キャンペーンゲーム。あとだしじゃんけんは強い。

◎決戦!ガダルカナル(GJ3号)
かつてSSシリーズで発売されていたゲーム。
ルールは簡単だが日米どちらも辛い展開になる。
第1次ソロモン海戦(※)のような奇襲による大戦果が望めないので、ガチンコ勝負。
軽巡洋艦を主体とした艦隊でガダルカナル基地へ夜襲。駐留米艦隊も味方と誤認、奇襲攻撃で大戦果を収めた。しかし敵上陸部隊への攻撃を行わなかったため、戦略的には敗北。

◎レイテ海戦2作(GJ11号)
11号はレイテ沖海戦ゲームの2in1。
・捷1号作戦
アメリカ軍がフィリピン(レイテ)台湾などから最重要上陸地点を(密かに)決定し、日本軍がアメリカ軍の作戦遂行を阻止するゲーム。
重要エリアにアメリカ軍の大艦隊が居座り続け、襲い来る日本軍を撃退する(つまり「史実どおりに日本軍の陽動作戦にひっかかる」ことを回避する作戦)という行動はルール上取れないことになっているのがミソ。
アメリカ艦隊もいくつかの艦隊に分割し、多方向から襲い来る日本軍に対応しなければならない。
・幻のレイテ湾海戦
西村艦隊の全滅、栗田艦隊の転進などにより日米の艦隊戦が実現しなかったが、レイテ湾に停泊する米戦艦群との艦隊戦がおこったらどうなるかというゲーム。
艦隊砲撃戦ゲームで、お手軽なミニゲーム

◎アイアンボトム&サンセットスカイ(GJ37号)
めずらしい対戦型太平洋戦争カードゲーム。
前衛・中衛・後衛の3段に艦隊を配備し、空母艦載機を飛ばして攻撃する。

◎1人用
ソリティア太平洋戦争
ソリティア珊瑚海海戦

●古代戦

◎謀略級三国志(GJ25号)
ルールもシンプルで発想も斬新。口八丁が必要なところもマルチゲームらしいゲームではあるのだが・・・。
いまひとつ盛り上がらないんだよな。

大戦略白村江(GJ15号)
本能寺〜の2in1ゲーム。
半島をエリアマップとした古代戦ゲーム。
資料がないためか、一部の武将ユニットと軍団ユニットのみ。
ルールはシンプルで、唐・新羅軍と、百済高句麗・倭軍が戦う。
セットアップは百済高句麗・倭が先に行う。
位置的には、大国にはさまれている新羅が辛そうに思えるが、セットアップは百済高句麗のあとなので融通はきくはず。

●大戦以降

朝鮮戦争
ルール読解中・・・。