●5月5日
帰省しているNOV宅でゲームをやることに。
10:00過ぎにに集合したが、きりのいいところで終わらないため、夕方に出発予定だったNOV一家の出発が翌朝に延期、V3は終電を心配する時間までゲームをやり続けた。
プレイヤーはNOVとNOVのご子息とV3と私の4名。

◎サフラニート
http://gioco.sytes.net/safranito.htm

9種のスパイスが描かれたボード上に、売買価格の書かれたタイルを投げて、タイルのとまったところのスパイスを売買できるというゲーム。
当然、スパイスの書かれているエリアにタイルがストップしなかったり、番外へ飛び出てしまったタイルは価値なし。
4人ゲームでは各プレイヤー3枚のタイルを投げることができ、すでに盤上にあるタイルを(カーリングのように)弾き飛ばすことも可能。
ほしいスパイスを買うときは金額の低いタイルを投げ、売りたいときは金額の高いタイルを投げるのがセオリー。
他のプレイヤーが高値で売ろうとしているスパイスの値段を引き下げたり、タイルを弾き飛ばして売買できなくするというイジワルも当然OK。
しかし、タイルがなかなか思うところに行ってくれないので、地団駄を踏むことが多く、自分や他のプレイヤー一投に一喜一憂する楽しいゲーム。

◎成敗
http://gioco.sytes.net/say_bye.htm

殺し屋が悪党を全員始末できるかどうかを楽しむゲーム。
各プレイヤーは必殺ならではの仕事人になって、悪人を始末するために準備し、各自がそれぞれの悪人と1対1の対決をする。
プレイヤーはそれぞれ協力し合うことが必要(というより前提)で、勝負系、サポート系など特徴のある仕事人が用意されている。
悪党にはカードに表示された枚数の特殊能力カードが付属し、その内容は公開されない。
仕事人たちは、限られた時間内に自己(もしくは仲間)のパワーアップをはかりつつ、悪人の特殊能力の調査を行い、誰が誰を相手にすれば勝てるのかを模索しながらゲームは進行する。
ルール上、各仕事人が得られた情報を100%開示してしまうと難易度が大幅に下がるので、情報交換もルール上で制限されている。
のべ3回(4回?)やったが、4人の悪党を全員始末できた「勝利」を得ることはできず、3人が暗殺に成功・残り1名の対決をでたとこ勝負で挑んで返り討ちという「辛敗」が1度あった。

悪党も実に個性的で、イメージがしやすい。
越後屋:本人は強くないが、カードが7枚付属するので手下・武器で強化されることが多く、安定して強くなることが多い。
・法海:武闘派の坊主。ステータスが高いので、強化しないと勝てない。
・乾:戦闘はすばやさが高いほうが攻撃し、その一撃で相手を殺してしまえば反撃をうけないのだが、この乾だけは先制されても必ず反撃する。

最後のプレイで倒せない悪党に遭遇し、私が殉死。
・お業:男性の仕事人が暗殺を仕掛けると強くなる。
・特殊能力カード:妖刀ムラサメ(大幅強化)鉄砲(大幅強化)チンピラ1名、用心棒1名。勝利条件変更カード「実は善人」。
勝利条件の変更カードが存在する場合、仕事人が悪党を倒す(仕事人は生き残る)という前提が覆る。
「実は善人」の場合、悪党を倒してはいけなくなり、かつ反撃を受けた仕事人も生き残らなければならない(暗殺失敗)。
強力な武器カードをパイルできれば可能であたかも知れないが、他の悪党をなんとかするほうにプレイが傾いてしまい、結局お業は放置され、暗殺に向かった仕事人は瞬殺された。

◎ツオルキン
http://tbgl.p1.bindsite.jp/games/TZOLKIN.html

今回の本命ゲーム。
このゲームは「やらなければいけないことは多いが、全部はできない」という、重めのドイツゲー定番のスタイル。
プエルトリコアグリコラストーンエイジの要素が含まれているように思えるが、情報はすべてアイコン化されているので、一度覚えてしまえば簡単。
プレイヤーがやることは「労働者駒を盤上に置くか、取り除くか」の2つだけ。
VPを一番多く獲得している人が勝利者になるが、VP獲得の方法は様々。
・宗教を崇拝する
・ドクロ水晶をあつめる
・モニュメントを建てる
などが主だったVPを稼ぐ方法ではあるが、1ゲームに4回・労働者に食料を与えなければならないし(食料であるコーンは収穫物であると同時に貨幣でもある)コーンがないとアクションに幅が出ない。
歯車をつかった珍しいボードで、1ターンに各エリアの(プレイヤーの)労働者駒を1個ずつ動かすという手間を、歯車を1メモリ動かすことで全部を簡潔に解決しているところが、大幅なプレイアビリティ向上になっている。
(これが1コマずつ手で動かすとなると、めんどうだし動かし忘れなども出やすい)

2ゲームの順位。
○1位NOV 2位ご子息 3位V3 4位私。
私は建築物は随分建てたが、VPにほとんど結びつかず、単なる自己満足で大敗した。
○1位私 2位NOV 3位V3 4位ご子息
技術レベルや宗教をほとんど無視し、食料の確保・水晶ドクロの獲得・水晶ドクロによるVP獲得の方針に1人専念した私がVP先行しそのまま逃げ切った。
やはり1路線で独走すると勝ちは近くなるが、今後は簡単には許してくくれないだろう。
拡張セットもいくつかでているとのこと。

◎ラブレター
単純な4人用カードゲーム。昨年NOV宅にお邪魔した際にけっこうプレイした。
このゲームを始めるときにNOVとNOVご令嬢がプレイヤー交代した。
「ラブレターやるよ〜」とご令嬢に声をかけたが、「あげる相手いるの?」とグッサリ切り替えされた。

ゲーム終了時には日が変わっていた。