●大都会2(DISC10〜12)
仕事が始まっても引き続き借り続けている。今日最終巻である13巻を視聴予定。

大都会PART2はPART1からの大刷新に伴い、配役・脚本家、諸設定などの大幅な変更があった。
石原プロダクションが視聴率回復のために招聘したのが松田優作
石原裕次郎松田優作の招聘にあたっては優作の要望も全面的に呑んでいるようで、作中では優作のアドリブがそのまま残されている。

・第37話 銀行ギャング徳吉
徳吉刑事(通称トク。松田優作)は給料前で金欠の状況。仕事にもやる気が出ない。
午後1時にお昼に出たあと、いつもの飯屋でネクタイを頭にまいてタバコをプカー。
椅子に横になりながら「俺って体が弱いから刑事に向いてない」などどボヤイてお休み。
署に戻ったのは午後3時過ぎ。頭にネクタイを巻いたまま課に戻ると、たまらず黒岩刑事部長(渡哲也)がトクを室外へ呼び出し。
「課長も官僚だから、印象が大事なんだ。そんな格好してると査定に響くぞ」と説教。
しかし頭にネクタイを巻いたままのトクの姿を見て説教はしているが黒岩の顔もどことなくにやけていた。

・第41話 野良犬の恋歌
徳吉刑事が定時で帰ろうとすると、黒岩から張り込みの交代を命じられる。
「今日は勘弁してください。女と待ち合わせなんです」と振り切ろうとするが、黒岩から時間までに交代に行くとネジこめられ、結局張り込みに。
女と待ち合わせの「女」こそ風吹ジュンなのだ。
風吹ジュンは私がこれまで見た中で一番若く、幼さを残しながらすでに女優として光り始めていた。
結局、相思相愛ながら刑事とは絶対に一緒になれない運命により、風吹ジュンとは断腸の思いで別れることになってしまうのだが・・・
後日念願かなって「蘇る金狼」で松田優作風吹ジュンが競演する。