●大都会(DISC3)
森次晃嗣中尾ミエがゲスト出演している話があった。
森次晃嗣中尾ミエは6年寄り添っている夫婦だが、夫が鉄砲玉のような仕事をやっていることに嫌気が差し、重要な情報を中尾ミエが警察に密告すると言う話。
森次晃嗣はウルトラ警備隊を退職して10年ほど経過していたが、やはりつぶしが利かないのか堅気の仕事ができず、アンヌにも捨てられて別の女と結婚することになったらしい。

西部警察PART2(DISC1)
・大都会の続きを借りずに、なぜ西部警察を借りたかと言うと、大都会のシナリオの重さにしばらく間をおきたいと思ったから。
西部警察はPART2から本放送を視聴していたので、どちらかというとPART1を借りるべきだとは思うが、西部警察PART1の第1話(※1)はすでに視聴済み(先輩のKさん宅泊まりこみの際)であったため。
西部警察PART1第1話の内容はすさまじかったが、PART2第1話はどうだったかを復習する意味もあり、PART2から借りた。
西部警察PART2では刑事の入れ替えがあり、新加入の本命は沖田刑事(三浦友和)。
・百恵ちゃんと結婚してまだ年月が余りたっておらず、ガタイもいいし、顔もきりっとしていてカッコイイ。
・沖田刑事は超エリートであるが、とある事情により西部署に配属となった。
・そのエリートぶりを示すエピソードが第1話と第2話。
・いくら石原プロの刑事ドラマ最終フォームである西部警察でも、1日に2話程度が限度だな・・・飽きてくる。
・大都会をみて西部警察をみると、峰竜太がかなり昭和っぽく若返っている。
・頭髪はロンゲからパーマに。
・アラレちゃん風メガネ着用。
・ワイシャツの色が黄色でスーツも明るい青色。ネクタイは赤だったかな。
・大門以外の団員の思考力がほぼ0で、何かと言うと大門に判断をゆだねてくる。組織としてはだんだん腐敗化。

(※1)西部警察第1話:東京各所(特に国会議事堂前の大ロケがすごい。映像的な部分と「よくこんなロケが許されたな」という2面から)を装輪式装甲車(装輪式であるため戦車ではない)が走り回り、主砲を撃って暴れまくるという話。
すでに警察署で取り扱う事件の規模ではないと思われるが、テレビでは西部署が主体となり、各方面の協力を得て大門が決着。

●大都会PART2(DISC5)
・大都会PART2はドラマが重苦しくなく、ストーリーに幅があるので、続けて視聴。
・拳銃を撃つ回数がだんだん多くなり(犯人側も凶器がだんだん過激化)大都会PART3〜西部警察へと続く過激路線の片鱗は見え始めている。
太陽にほえろ!のドラマ性と渡哲也をリーダーとしたチームワークの捜査がうまくミックスされ、完成度が高い作品だと思う。
石原裕次郎、渡哲也、松田優作の大物3人の出演となると、俳優の持つ個性がぶつかったり、人気が分散したりして、せっかく松田優作を招聘した効果がでなくなるのではと思ったが、石原裕次郎が警察関係の人間ではなく、捜査から一歩引いていることがいいバランスを生んでいるのかもしれない。
松田優作に焦点を当てると、太陽にほえろ!ジーパン刑事)のときは俳優としても刑事としても新人だったが、大都会では後輩を持ち手腕も評価されている中堅刑事。俳優として人気・実績のある松田優作の演じる刑事役としては、一番いい時期ではないだろうか。