◎東北 蝦夷の魂(高橋克彦
高橋克彦へのインタビューをもとに起こされた本。読み始めると高橋克彦歴史観があふれているので面白いのだが、各所に作品の長い引用があるので、かえって興ざめ。
・「炎たつ」「火怨」はおととしの東北旅行後に読んだが、他にまだ「東北シリーズ」があり、その中で「風の陣」が眼についた。
前2作よりも筆者の東北研究が進んだあとの作品なので、その研究の成果も含めて読んでみたい作品。PHP文庫で刊行されており、昨年暮れに最終巻第5巻が文庫化されたようだ。