ひさびさに団地向こうにあるツタヤでDVDとCDを借りた(1Fはブックオフ)。

沈まぬ太陽
 以前再読して感想を書いた(第551話)山崎豊子作品。
 202分(実際の映画館でも途中10分のインターバルあり)の大作。
 原作では1−2巻がアフリカ編、3巻が御巣鷹山編、4−5巻が会長室編。
 かつて労働組合の委員長として経営者と対決していた恩地元(おんち・はじめ。渡辺謙)。
 懲罰人事で海外左遷され、帰国が許されたかと思うと羽田発123便墜落事故の担当になり、寝る暇もない多忙な日々。
 事故の原因究明と国民航空の会社建て直しに外部から国見会長(石坂浩二)をむかえ、経営陣を刷新。
 アカとよばれ会社からつまはじきにされていた恩地を国見会長が抜擢、新設された会長室のメンバーに加える。
 分裂した労働組合の統合、コスト意識の薄い関連会社を含む放漫経営体質の改善など課題は山積されている。
 映画では123便の墜落から始まり、組合委員長時代、アフリカを含む海外左遷時代などが場面をいれかえて徐々にストーリーが進行。
 インターバル後は国見会長が登場し、国民航空の建て直しから会長の退陣までを映像化。

 200分超の大作であるが、原作とくらべるとまだ物足りなさを感じる。
 これはもちろん実在する某航空会社のイメージを損なわない程度におさえるためにストーリーや登場人物を一部整理していることや、墜落事故に関する点についてもさわりていどに省略しているため。
 原作4−5巻にあたる会長室編では企業に巣くうゴミどもが生き生きと描かれており、また、一見順調に見えた国見会長の建て直しが頓挫していってしまう経緯などがよく書かれているのだが、その点がうまく映像化されなかったのが残念。
 映画としてはできはよいと思うので、見て損はない作品。

ブラック会社に勤めているんだが・・・
 ブログ本を映画化した作品。沈まぬ太陽よりもこちらを先に見ておいてよかったと思う。
 舞台は孫受け以下のIT企業。とんでもない納期に間に合わせるため、デスマ(デスマーチ。徹夜連続のこと)が常態化している。
 登場人物は少ないが、みな個性的で配役もうまくはまっていると思う。(主役・小池徹平は原作本のイメージからするとハンサムすぎ)
 面白かったが、レンタルで十分な作品。

・JAM−PROJECT アルバム6
中島みゆきアルバム2枚
西部警察1〜3ハイライト編

 以上CD4枚をi−tuneに移したが、ほかのアプリを動かしていないのに、西部警察とJAMは一部音声がおかしくなる。
 なんでだー。