野獣死すべし
松田優作主演映画をかなりまえにKさんの部屋で見たが、その原作本。
主人公・伊達邦彦がまきおこす自称・完全犯罪は証拠を残さないためにすべてを焼き尽くすというかなり荒っぽいもの。
こんな荒い事件を3件も引き起こして、見事アメリカに留学(逃亡)できるんだから、たいした神経だ>伊達邦彦と日本警察

同じく収録されている「復讐編」
せっかくアメリカに逃亡留学したのに、わずか3年で日本に戻ってくる伊達邦彦。
時効は(当時)3年だったのか?と思わせる大胆な帰国。
主人公の家庭を崩壊させ、妹も死に追いやった鉄道系コンツエルンをのっとることが帰国の目的。
あいかわらず警察無視・完全犯罪のオンパレード。
復讐編もそろそろ佳境だが、ろくな終わり方はしないだろう。

しかし映画とはぜんぜん違うんだよなあ。
(映画は1回観ただけでは理解できん)