松本清張・長編「Dの複合」。
15−20年くらい前に1度読んで引越しの際に処分してしまったが、確か一気に読んでしまったので、今はスジはほとんど覚えていない。
読みはじめると、清張の古代史に関する知識が下敷きになっているので、昔はわからなかったことが理解できるようになっていた。再読して思わぬ発見。
読み終えた感想。終盤にあらゆるピースが組み合わさって見事完結する展開は清張ならでは。
前回読んだ「霧の旗」とは数段のできの違いだと思う。「積ん読」本が多くなってきているが、また過去に一度読んだ長編を読んでみようかと思う。

短編集(4)「佐渡流人行」。
時代物の短編集ということで購入したが、古代史関連の記述がないのでいまひとつ。