・グイン120巻
まっさきに「あとがき」を読んだ。
作者の癌治療は順調らしいが、内臓を大分とってしまったので抗癌治療と体力回復にまだまだ時間がかかる様子。
それでも入院中にグインを2冊書き上げたらしいので、年内はこれまでどおりの2ヶ月1冊のペースが守られるだろう。でも転移の可能性はまだ消えないので、グイン完結のスケジュールを少しはやめた方がよいのではないだろうか。
今回はパロに到着したグインがケイロニアに戻ることが決定。
ひとくぎりついた気配であったが、思わぬところに新展開の兆しが。
ヤンダル・ゾックの中原侵攻第2幕の予感。
ミロク教はこれまでキリスト教のような宗教をイメージしていたが、弥勒菩薩のミロクとはね・・・。

祥伝社新書 宮大工の人育て
筆者は法隆寺解体修理の西岡常一さんの下で7年ほど一緒に働いていたそうで、その経験談が中心。
仕事に対する心がまえの大切さ、木も人も個性があるのでその個性を上手く組み合わせることが大事、など文章は難しくないが言葉は重い。
サラリと読み終え、次に師である西岡常一さんの本(新潮文庫・木のいのち木のこころ)を購入、今日から読みはじめたがやはり同じことが書いてあった。

横山秀夫「震度0」
横山秀夫の警察モノ。文庫になったので「木のいのち〜」とあわせて購入。
クライマーズハイ日航機墜落事故を背景にした物語だったが、今作は阪神大震災
どちらも実際におこった大事件について直接触れることはなく、あくまでも時代背景を読者にわかりやすくするために事件を背景にしているにすぎない。
読み終えてからいうのもなんだが、先に「木のいのち〜」を優先するべきであった。