ナックルボールを風に

ヤクルト打線にメッタ打ちにあった広島フェルナンデスが昨日先発した。
横浜相手に7回2/3を投げ2失点。抑えの永川が打たれて負けたが、先発としては合格点。
もっと露出度の高い巨人戦で先発して欲しい。録画するぞ。

次、阪神の渡辺。コイツも昨日登板。野球中継を流し観してて、点差もついたのでほとんど無視していたのだが、ナックルボールをもつ渡辺が登板していることに気がついたのが降板直後。
ナックルが観れなくてかえすがえすも残念。もっとも2回3失点じゃいいところなかったかな。
しかし!福原がなんで中継ぎやってるんだ??

●ニューヒーロー誕生?

巨人阪神3連戦緒戦で延長12回に突入(金曜日)野手をほとんど使い切ってしまった最終回、サヨナラのチャンスに阪神が代打で使えるのはたった2人。
赤星と同期だが一軍経験がほとんどない控え捕手・狩野。もう一人は今年入団したばかりのルーキー。
岡田監督はワラにすがる気持ちで狩野を選択。この狩野がサヨナラヒットを放ち、阪神土壇場で勝利。
狩野って誰だ?程度のザワメキがおこった。

この狩野は翌日の対巨人第2戦で1HR含む3安打の活躍。
さらにその翌日。巨人3連戦の最終戦では阪神ボロ負けムードだったが、新ストッパー候補の門倉がテスト気分で9回のマウンドに上がると、打席に立った狩野は門倉から2ランHR。
門倉のストッパー試験に赤点で一発回答。

きっかけひとつで一気に道が開けたな。こういう下積みが長い選手は応援したくなる。この積み重ねがプロ野球人気の土台になるんじゃないかね。

楽天

南海ホークス時代からホークスを応援する立場の人間にとって、ホークスが常勝軍団になることは非常に喜ばしいのだが、逆にチームにこびりついていた常敗ムードというか、俺が応援しないとこのチームは勝てないんだという気配はなくなってしまった。
この気配が今の楽天にはある。
楽天もただノンベンダラリと負けるために野球をやっているのではなく、球団創設時のロートルから若手中心のメンバーに切り替え、一つでも順位を上げようと必死である。
スタメンを見ても、外国人と山崎、高須以外はほとんど楽天創設以降のドラフトメンバーで占められており、現状何とか戦えているのだからまさにすばらしい。
投手陣もドラフト獲得の田中マー君、永井らが期待が持てるし、青山も当初中継ぎ要因だったが先発で2連勝(その後連敗中)、一場も2番手でオットリでてきてボコボコに打たれている場合ではない。
ペナントレースは長いのでいい調子というのは継続しないとは思うが、下手な巨人戦よりは中継を見てみたい気がする。