その名の通りWW2のドイツでヨーロッパ全土を支配することが勝利条件のゲームです。攻略本も発売されていないマイナーゲーですが、かなりおもしろいのでハマってます。
旧HPに詳細を書きましたが、簡単に概略を。

●これまでのあらすじ

序盤、ポーランドデンマーク、ノルウエーと順調に領土を拡大し、部下のレベル上げもかねてフランス攻略の準備を行う。兵器開発も積極的に行い、38(t)戦車が量産態勢が整った頃にフランスへ侵攻。
緒戦の北フランスエリアでの戦闘にかなり手間取り、ほとんどボロボロ状態で辛勝。マチルダⅡが固くて大変、頼みの88ミリ高射砲もレベルの低い将軍だと部隊に収容できないため編成に難儀した。
残るフランス2エリアを早々に駆逐しフランスを攻略。次の狙いはもちろんイギリスになるのだが、地盤固めのために周辺弱小国と同盟・併合を行い、石油・鉄鋼と兵器工場のラインを確保。
ここでイタリアと同盟を結んでしまったのが後悔のモト。歴史どおり勝手にギリシャに進軍して勝手に敗北、しかたなくドイツが介入してギリシャ占領。
このへんの地中海周辺地域はイタリア軍に押さえてもらいたいのだが、これまた歴史どおりイタリア軍はとてつもなく弱い。ギリシャ侵攻の次はアフリカで勝手にイギリス軍と戦闘を開始。
案の定ボロ負け、またもやドイツ軍の介入。ギリシャ攻略部隊をそのままシシリー島経由でアフリカへ上陸させイギリス軍と対決。
しかしギリシャ攻略部隊は経験値上げのためレベルの低い将軍が大半で、戦車の配属も他の部隊に比べ後回しだったためイギリス軍に敗北。ここですっぱりとアフリカから完全撤退を決断。
イギリス本土攻撃に専念・・・・。とはいうもののイギリス本土への上陸は爆撃や通商破壊戦でイギリス軍の補給能力をあらかじめ痛めつけておく必要があり、なおかつ上陸作戦に参加できるのは1軍団だけ。
通常は3軍団(=9師団)で攻め込むことができるので、1軍団で3倍以上の敵と戦わなくてはならない。難易度がとても高いのだ。
地盤固めのため兵器開発をすすめ、主力戦車を38t戦車からⅢ号戦車後期型へ変更。この際イギリスは無視することにして、ソ連国境地帯へ軍団を配備。
ここまでが1941年の8月頃までの流れ。全42エリア中1/3以上の領土を獲得し、おおむね順調。

●バルバロッサ作戦発動

今回は、イギリス本土攻略作戦を棚上げにして、バルバロッサ作戦を発動。いよいよT−34との対決。

史実ではバルバロッサ作戦を発動してソ連領に侵攻し、モスクワの手前で冬になってドイツ軍はボロボロになっていくが、同じ轍は踏むわけに行かないので、冬季の侵攻は行わずひたすら防戦に専念することにした。
8月に侵攻を開始してもソ連領は広いのでどんなにブリッツクリークしても冬に必ず突入してしまう。モスクワを陥落させるだけでは作戦の成功にはならないので、年単位の長期戦覚悟で作戦発動。
まず西ポーランドから東ポーランドソ連領)へ侵攻。あわせてイギリス軍の上陸作戦を阻止するために駐在させているノルウエーの部隊も主力戦車をⅢ号戦車に更新して、ノルウエー⇒フィンランドソ連領 という北方からの侵攻も開始。

ポーランド戦、まず制空戦闘がスタート。Bf109の前にソ連機(I−16?)はカトンボのごとくバッタバッタと撃ち落され、制空率はおおむね90%以上。イギリスと戦ったときはハリケーンと互角の勝負だったから、かなり楽。
制空権をとったあと、地上MAPへ部隊を展開させ攻略開始。噂のT−34はまだ見当たらず、軽戦車ごときはⅢ号戦車の敵ではないので、楽勝。
時を同じくして北方軍団はフィンランドからレニングラードへ突入。激戦が予想されたが制空権をまたもや確保できたので、中型戦車(KV−Ⅰ)が現れたら即座に急降下爆撃を開始。優先的に消えてもらったので戦闘は思ったよりも楽だった。
翌月、東ポーランド軍団は近隣のバルト三国、北西ロシアエリアを無視して、モスクワの手前エリアである白ロシアへ侵攻。北西ロシア・バルト三国から東ポーランドへ逆侵攻されると完全に軍団が孤立してしまうので、本来ならこの侵攻は愚の骨頂なんだが、ゲームレベルが初級なので攻めて来ないだろうという根拠のない安心感で侵攻を決定した。
白ロシアエリアでついに噂のT−34登場。Ⅲ号戦車で歯の立つ相手ではないので、正面対決をする前に航空爆撃で戦力を削減し、さらに後方からの野砲の砲撃で止めを刺した。
このエリアにジューコフもいたような気がするんだが、知らないうちにいなくなってたな。

●冬将軍到来

モスクワの手前まで来たところで冬将軍到来。これからは占領したエリアでひたすら防御、再侵攻は春になってから。
案の定、支配エリアが突出しているだけあって、白ロシアにはほぼ毎月ソ連の攻撃が加えられる。冬の間はいくらT−34といえど足は遅くなっているので、軍団をすべて集結させて防御に専念すれば30ターンで攻略されることはまずない。
ほぼ毎月の防戦のため緊張感が薄れたが、このままなにもせずターン終了をくりかえすのももったいないので、逆に襲撃に来たソ連軍をやっつける方法を考えた。
まず野砲の準備射撃で敵部隊を混乱状態(反撃してこない)にさせ、混乱しているとところへ低レベル将軍の率いる歩兵部隊が白兵戦(攻守ともに攻撃力が上がるので消耗が激しい)を挑んで反撃を受けずに瞬殺。レベルも上がるし一石二鳥。
レニングラード白ロシアの半分ほどの回数の襲撃を受けるため、こちらも同様に低レベル将軍の訓練ができ、春に備えて着実に能力アップ。
しかし、広大なソ連領はわずか2方面部隊(各3軍団)だけで攻略できるほど甘くはないので、停滞している各戦線から人材を本国へ召還し、さらに1方面部隊(3軍団)を編成(結果、守備隊がいるのが北フランス、ノルマンディ、ノルウエーだけになってしまった)。
すぐさま東ポーランドへ移動。
さらにフランスの守備隊を削減して2軍団を編成、ソ連攻略部隊の予備隊とし東ドイツに配置。

兵器開発部では、T−34の出現にカルチャーショックを受け、新型車体の開発をスタート。とにかく金がかかって仕方なかったが、Ⅴ号(パンサー)Ⅵ号(タイガー)戦車の車体の開発が成功した。
しかし、肝心な搭載砲の開発がおろそかになったため、結局片手落ち。Ⅳ号戦車も中期型までロールアウトされたが、75㍉搭載の後期型のほうが強力なので、我慢してひたすら砲開発。
この頃、最前線では度重なるソ連軍の襲撃で部隊が損耗しているが、本国では主力であるⅢ号戦車後期型が余り始め、かといって生産を切り替えると効率がガタ落ちになるのでそれもできないという現象がおこっていた。

この冬、航空機では対戦車用に37ミリ砲を搭載したJu−87G型や、Bf109に変わる新型戦闘機Fw190の開発に成功。工場のラインを徐々に切り替え本国に召還された部隊に配備が始まった。

●春到来、再進撃開始

1942年3月。待望の春到来。
この冬でソ連もT−34の配備がだいぶ進んだのか、ちょっとづつ手ごわくなってきた(制空戦闘でもP−40が敵戦闘機に加わった)。
こちらの新型戦車の開発も停滞気味なので、早いうちにソ連をなんとかしなければならない・・・・。
主力の白ロシア駐屯部隊はモスクワを目の前にしているが、ここでウクライナへ転進。空き地になった白ロシアへは東ポーランドから後発部隊が駐屯。
レニングラード駐屯部隊はそのまま南下して北西ロシアを攻略。これで戦線が1本化し突出部がなくなった。あとはこのまま東へ東へとローラー作戦で行けばいいのだ(Ⅲ号戦車がそれまで持つのか?)。
また、飛び地になったバルト三国はほっておくと大変なことになるので、東ドイツ駐留の予備隊(2軍団)を討伐にむかわせる。
将軍のレベルが低い上、歩兵中心だったので苦戦したが無事攻略。これで後顧の憂いもなくなった。
あとはひたすら東へ・・・・・・・・

しかし、ここでアフリカのイギリス軍が突然シシリー島に上陸、あえなく占領されてしまった。
イタリア半島からドイツまでのエリアには障害物が何もない・・・・・・・急転直下でいきなり敗北する可能性が出てきた。

つづく・・・。