●1日目の写真(竹原古墳)


●九州旅行2日目 太宰府

・6時起床。なぜかKさんのほうが元気がよい。
・8時ごろ太宰府に着く計算。7時頃にホテルを出て近所のドトールで朝食。味は博多でも変わらなかった。
・博多から地下鉄で天神へ。西鉄に乗り換える。博多近隣はICカード「SUGOKA(スゴカ)」が普及しているが、スイカへの対応もなされており、Kさんはスムーズに移動。
私はパスモであるため、都度金額を調べて券売機で切符購入。ICに慣れてしまっているので、逆に新鮮。
・朝の通勤時間帯であるためか、急行(だったかな?)電車は混んでいた。始発なのでアミダナに荷物を置いて座って移動。
それにしても市内から西鉄でどこへ通勤するんだろう。
西鉄二日市西鉄太宰府線に乗り換え、終点太宰府まで。運良く新しい特急型車両。二駅だが快適だった。
太宰府天満宮でお参り。学業の神様(菅原道真公)で有名であるため、受験を控えているNOVのご長男用にお守り購入。
・自分用として「縁結び」のお守りを購入。プチ婚活。
太宰府天満宮は菅原公の死後に祭ったもの。守り牛(だったかな?)が倒れて死んだところに祭るようにと言い残していたようで、牛が息絶えたところに天満宮が造られた。
太宰府の本来の機能は大陸・半島の国々との窓口。地方行政府は天満宮から少しはなれた所にある(バス10分程度)。
・宝物殿の開館を待ち、9時に1番で入館。菅原道真公に関する展示館と宝物殿と九州国立博物館の3箇所を500円でまわれる割引チケットがあり、即購入。
でも菅原館は本日お休みのため、宝物殿と国立博物館で500円。でもちょっとお得。
・宝物殿は「刀」がたくさんあったような記憶が・・・・(九州国立博物館の情報量が多くて宝物殿の記憶が薄れた)
・あらかじめ地図で天満宮敷地内に九州国立博物館があることはわかっていたし、位置関係も把握していたので、敷地の外側を迂回していくしかないと思っていたら、なんと!
超デラックスな連絡通路があった。博物館の入り口といっても差し支えないぐらい。
連絡通路は壁天井ともにコンクリート造りで、悪天候でも問題なし。東京メトロ永田町駅よりも長いエスカレータで山の中腹あたりまで来ると、そのまま直進して博物館の入り口にいたる。
トンネルを作ってかなり強引に入り口に直結されている。便利。
・この九州国立博物館・・・とにかくデカイ。展示物が多すぎて時間が足りなくなる恐れがあったので、期間限定で開催されていたフェルメール展はスルー(一般展示物の入館料410円。フェルメール展は別料金で1500円。)
・予想通り一般展示物だけでも量がすごかった・・・。
・当然昔から人が暮らしていたのだから、土器やら石器やら土偶やらがゴロゴロ。
・銅剣よりも、早くから鉄器の流通で祭事的色彩が強くなった銅矛のほうが多かった。やはり東京とは展示物の趣が違う。
・半島・大陸の貨幣なども展示されていた。時代は下るけど、刀も多かったな(無意識的にシャレになった)。
・ミニシアターがあり、装飾古墳の紹介映像をみた。導入の知識としては充分。
・古代の筑紫磐井の反乱。大和朝廷が外征にあたり、前線基地である筑紫の代表に「船出せ、兵出せ、食料出せ」と供出させたことの不満が蓄積されて反乱に至ったようです。
・乱鎮圧後、筑紫の文化として残っていた「石人」(埴輪と同じ役目を担う像だが、材質が阿蘇の噴火による火山岩。とにかく材料である火山岩はたくさんあったらしい)も姿を消してしまう。
大和朝廷の役人が造ることを禁じたり、出来あがっているもの破壊した様子。では石人を作った人たちは墓を守るためにどうしたか?
・石人を置くと破壊されるので、墓を守るために古墳の中の石室に「装飾(色のついた壁画)」を施したのです。
・赤黒白など主に3−4色で模様や絵が描かれていて、馬・船・太陽などが書かれていることが多い。
・後日わかることだが装飾古墳は九州に多いけれど、全国に散らばっており、茨城県などにも多く分布している。
私が高校のときに通学していたルートにも装飾古墳があることがわかりました。
装飾は空気に触れるとたちまち劣化するので、一般公開していない古墳もあり、公開していても竹原古墳のように密閉ガラスごしが基本。
・古代の展示物が多かったが、時代ごとに展示物が分類されていて、ほぼ全部観終わるまでに2時間かかりました・・・。
・Kさんに教えてもらって見た「対馬・宗氏の偽造国印」。逆説の日本史第14巻第4章に詳細記載有。
・博物館を出てから駅前へ移動。食事をする時間がないので「梅ケ枝餅」(105円)を買って歩き食い。
・駅から太宰府政庁跡へバスで移動。跡地なので少し歩いて大きさを確認して終了。
・政庁跡からのバスがすぐ来ない・・・流しのタクシーを捜しながら、政庁跡の近くにある展示館へ移動。タクシー呼んでもらおう。
・JR二日市から鳥栖、乗り換えて吉野ヶ里というルートをたどるので、ここであんまりロスはしたくない。
・展示館前まで来たところで、奇跡的にタクシー発見!かなり大きく手を振って呼び止めました。
・無事JR二日市駅へ移動。当初は西鉄二日市から歩くことを考えていたが、丘越えであり予想以上に距離があったので、タクシーで正解。
・快速電車で鳥栖へ移動。目指すは吉野ヶ里!(つづく)