ツッコミどころの多い番組の存在は実にありがたい。

●JA

MXで放送されている本番組は次回予告を放送しないため、予告なく放送順番を入れ替えることがある。
そのために死んだはずの幹部が復活したり、知らないうちに幹部が交代になっていたり、放送リストと照合せずに素直に視聴するとワケがわからなくなる。
(もっとも番組自体も理解不能な面が多々あるが)

敵の幹部が死ぬときは、「これまでに随分と苦戦した敵幹部をやっとやっつけたのに、もっとすごいヤツがでてきやがった!」とナレーションはアオるが、この番組ではその費用対効果は最悪である。

◎アンチゴーネ
第1話から登場した初代戦闘隊長。
画像をみるにエースに登場した超獣か宇宙人に近い。
彩色がはっきりしており、カッコよさも多少漂っている。
(画像リンクは貼ってないけど検索キーワードで 「アンチゴーネ 画像」で簡単に見つかります)
 
◎マッドゴーネ
第13話でアンチゴーネが死んだ直後に姿を現した二代目戦闘隊長。
(画像検索したが、ソフビ人形画像しかみつからなかった)
悪魔をイメージしたのか、幹部としてのカッコヨサよりも悪魔的な恐ろしさを強調したかったのだろう。
まあ、わからんでもない。

◎サタンゴーネ
第33話から登場した三代目戦闘隊長。第41話から登場する宇宙魔女ババラスは彼の祖母にあたる。
初登場の外観はツノだのヒゲだのそれぞれの方向につきだして、逆に精悍さがなくカッコヨサも感じられない。
しかもこのサタンゴーネは自分の放った怪獣をサポートするためか、ちょくちょく最前線に飛び出してきては逆に返り討ちにあっている。
第41話では頭部(ツノ)をはじめとした部分損傷のオンパレード状態で、ツギハギだらけでみっともなく、幹部であるプライドもなくしてしまっている様子であった。
改造アポロガイストを目指してみたが失敗した 感じ。

◎デモンゴーネ
グロース星の総司令官。サタンゴーネの死後、自ら地球侵略に乗り出す、らしい。
「らしい」と書いたのはデモンゴーネ編の放送は次回から始まるからである。
画像をチェックすると、これまでの幹部とはうってかわったデザイン。
女首領のようである。
悪の総大将がわざわざ地球までやってきてもらって申し訳ないが、デザインが残念である。
バトルフィーバーのミスアメリカを目指して墜落したようなデザインで、カッコヨサとか、悪の総大将とか、そういう部分で論じるものではない様子である。

◎宇宙魔女ババラス
サタンゴーネの祖母。犬に変身するロボット「オネストキング」も登場。
先輩のKさん曰く「番組でみた覚えがある」とのこと。
実際にババラスがでた話数(2話)を考えると「記憶に残る」いい悪役であったのではないかと思うが、まあ仕方ない。

JAの放送もいよいよ(墜落方向への)佳境であるが、J9の出番が以外に少ないように感じる。
やっぱり空飛べないのは不便なんだろうな。