グインサーガ128巻「謎の生徒」
・いつも「あとがき」から読みはじめるが、今巻からは当然ながら「あとがき」がない。しょうがないのではじめから読みはじめた。
・カラー口絵は黄金のミロク像が描かれているが、ミロク教は仏教をイメージしているためか仏像に近い。しかしこれ(口絵)はまるでナマグサ坊主の黄金像だ。
・「謎の生徒」と書くと「明日への追跡」などの学生向きSF小説を思い出すなあ。(「明日への追跡」と「夢の戦士」(川又千秋)が好きでした)

●軍艦武蔵(下)
新潮文庫の新刊。今日上巻の半分まで進んだので下巻を購入。
ご存知のように「武蔵」は大和級の2番艦。しかし大和より早く沈んだことや、菊水作戦のような引き際があったわけでもないので(加えて松本零士にとりあげてもらえなかった)「大和」との文献の量にかなり差がある。
「武蔵」に乗り込んだ人物のエピソード集と私は受け取っているが、上巻の半分の時点で時系列はすでに昭和19年。
マリアナでの敗戦後、捷一号作戦の準備にとりかかっている。
武蔵は魚雷・爆弾をともに20発以上うけながらも沈まなかった経緯があるので、被弾経緯などが詳細に記録されていると資料的価値が高まり、ありがたいのだが。