購入後自プレイを行うために押入れに仕舞わずに出しっぱなしにしてある「連合艦隊」。
(フリートバトルズの改良版を大阪のサンセット社が発売したもの)
久々にルールブックおよびデータブックを眺めて見たが、ちょっと残念なことに気がついた。

日本が当初計画していた八八艦隊構想※。
実際には軍縮条約やら計画そのものが経済的に無理という理由でご破算になったのだが、このゲームには八八艦隊計画が完遂された場合を想定して計画艦がユニット化されている。

※艦齢8年以内の戦艦8隻、巡洋戦艦8隻を保有する計画。艦齢が8年を超えた艦も8隻になるので結果的に24隻戦艦を保有することになる。
実際に八八艦隊計画艦として完成に至ったのは戦艦長門陸奥の2隻で、戦艦6隻および巡洋戦艦8隻は計画中止・艦種変更などにより完成に至らなかった。
八八艦隊構想外の8隻(巡洋戦艦金剛級4隻、戦艦扶桑級2隻・伊勢級2隻)についてはそのまま現役として戦力となった。この8隻に長門陸奥、大和・武蔵を加えた12隻が日本軍の保有戦艦。

むかしアドテクノスから発売された「幻の八八艦隊」というゲーム(20年ほど前に欲しくなって探し回ったのだが、その時期にはもう入手困難になっていた)には、この八八艦隊計画艦だけでなく、改大和級やらそれ以降の超大型艦もズラリと並んでいた。
計画案図面1枚しか作られていない艦までユニット化されており、60000トン超の大型艦である大和級ですらこの巨艦の中では補助砲撃を行う程度の戦艦に落ちぶれてしまうのだ。
(そういえばユニットには艦のシルエットがかかれていたが、計画艦のシルエットはどうやって書いたのだろう?)
これらの計画のみの巨大戦艦が入っていたように思っていたのだが、フリートバトルズには入っていなかった。残念。

もっともアドテクの「八八艦隊」が広い海域で空想的?な巨大戦艦同士で撃ちあいを行う事を目的にしており(したがって実際の史実に基づいた戦闘を行うことを主眼にしていない)、連合艦隊はもうすこし狭い海域内で巡洋艦駆逐艦クラスの実際に起こった戦闘を楽しむことに主眼を置いているのでゲームの目的自体が異なるのだから仕方のないこと。

色々未プレイのゲームを表に出しているが、なかなかやらないもんだな・・・。