●弱くても勝てます(読了)
・都内の超進学高校野球部にスポットを当て、選手・監督らへのインタビューを主としたレポートをもとに構成されているようだ。
・超進学校のためなのか、各選手のコメントが「さすが」と思わせるところと「そこまで考えなくてもいいのに」と思わせるところがある。
・この高校野球部の戦略は「強豪高に普通にぶつかっても勝てないこと」を前提に考えられ、一応その方針に基づいた練習をやっている。
・残念なことは、甲子園出場という結果がまだ出ていないこと。
・映画化が決定したため急遽文庫化されたようだが、内容としては薄いと感じたので、映画を見に行くことはたぶんないだろう。
・小説では構成上ドラマ性が薄いため、映画では各選手の個性を前面に押し出したり、試合での描写なども入るのではないかと思う。そのままの映画化は難しいだろう。