バレンティンが11日の広島戦で55号を放ち、1日あけた金曜日、仕事帰りに神宮に行ってきました。
試合開始には当然間に合わず、球場に入ったのは4回。
ラジオを持っていったので、球場に向かう間にも試合展開はチェック。
第1打席センターフライ、第2打席三振。
神宮球場につくと、勝率4割に満たないビリッケツのチームの試合とは思えない大盛況。
おまけに阪神戦なので、バレ新記録がかかっていなくても阪神ファンは集まってくる。
球場到着時、外野指定席と内野指定Bは売り切れ。外野自由は両翼ともすでに立ち見。
しかたなく内野指定Aを買って入場。指定Aでも一塁側のかなり上のほう。席はいっぱいで上着も脱げないし、列の真ん中あたりだったので、ビールも満足に買えない。
試合を観るしかない・・・・。
結果から言うとバレンティンの新記録達成はならず。
第3打席はライトフライ、第4打席は止めたバットにボールがちょこんと当たり、飛距離1メートル程度のピッチャーゴロ。
1点負けで迎えた最終回、下位打線からはじまるが、せめて同点になればバレンティンにまわるということもあって、観客はほとんど動かず。
盗塁失敗で2死、その後代打宮本が福原から10球前後粘って四球で出塁するも、続く打者が内野ゴロでゲームセット。
バント失敗2回、パスボールあり、けが人続出でスタメンも満足に組めない状態ではビリもうなずける。

この試合のキーとなった場面。
1点負けでバレンティンに打席が回った場合、勝負してもらえないことが考えられた。
では、勝負しなければならない状況とは何かと言うと「満塁」が最適。
1塁があいていたり、先頭打者だったりすると、勝負はしてもらえないのだ。
8回裏8番森岡からの攻撃。
・先頭森岡、レフト前ヒット
・9番代打三輪 レフト前ヒット(無死12塁)
・1番山田、バントするもサード封殺(1死12塁)
・2番上田、ライト前ヒット(1死満塁)
上田の右方向の打球に対し「なぜか」2塁走者はスタートをきっておらず3進のみ。
満塁で3番川端、4番バレンティンをむかえる絶好の場面になった。
観客が川端に願ったのはもちろんバレンティンにまわすこと。
同点になって満塁であることがベストなので、願わくばシングルヒットか四死球
2塁打など打ってしまうと1塁があいてバレが敬遠されるので、厳禁。
アウトカウントを増やすだけの三振や、内野フライでもOKだった。
阪神・久保は川端に対しボール先行、この時点で「川端バット振るな!!」「三振でいいぞ!!」と心の中で叫び続けた。
しかし・・・・
川端はボールを引っ掛けて2塁ゴロ。しかも最悪の併殺打でバレにまわらず、チェンジ。
球場全体にガッカリ感が漂った。
土井垣監督、山岡君というすばらしい教科書があるのに。
バレ不発は仕方ないにしても、お膳立てをしてくれない川端がとにかく残念だった。