先日先輩のKさんと新橋で飲んだときに、下記の番組について話をした。
●傷だらけの天使・最終回について
TVKで再放送されていたものを録画していたが、先日ついに最終回を迎えた。
録画した番組はほとんど放置だが、Kさんの勧めもあって最終回のみ先に視聴。
・・・・今まで作り上げてきたものを最後にぶっ壊してオシマイ・・なのか?
新ルパン三世の最終回のように、最終回だけ設定やシナリオがこれまでの作風とガラリと変わると「最終回」という気はするが、同じ作品とは思えなくなってしまう。
妙な違和感が残って終わってしまう。
最終回の1回前が実質的な最終回のような気がする。
最終回の脚本は先日なくなった 市川森一 だった。
●刑事貴族(デカ貴族)
傷天が終わった翌週から放送が始まった番組。
昭和のニオイを感じるが1990年の作品。思いっきりバブルだ。
この番組タイトルのコンセプトは高いスーツを着たり、アメ車を乗り回す貴族のような刑事ということらしいが、最近私が読んでいる本が古代史関連ばかりなので、貴族といえば奈良平安期の藤原氏を想像してしまう。
やはり貴族といえば(日本で言えば)藤原摂関家や公家をさすのだと思うが、そう解釈するとこの番組タイトルは「貴族違い」ではないだろうか。
バブル期が生んだ錯誤なのだろうか?
詳細はWikiで検索するとよくわかるが、一応抜粋。
刑事貴族は3作放送されており(貴族刑事、同2、同3)視聴率平均も10%台中間でなかなか好評だったようだ。
主演は舘ひろし。ほか地井武男、布施博、布川敏和、黒木瞳(今のほうが美人だぞ。化粧がうまくないな)など。
太陽にほえろ!でいう藤堂、西武警察でいう小暮課長役は松方弘樹。でもたまにしか出ない。
(第1話のみ寺尾聰が出演、舘ひろしとの共演は西武警察パート1をホウフツとさせる)
いまでも俳優として残っている人たちばかりなので、今見てもなかなか楽しいのだが、この番組はわずか半年で激動期を迎える。
主演である舘ひろしが石原プロが新たに製作する刑事番組に主演出演することがきまり、同時にこの番組での降板も決定。
後任はなんと郷ひろみ。
歌手としてのイメージしか残っていないが、レギュラーとして最終話まで活躍するらしい。
録画を続けるつもりはなかったが、なかなか楽しいメンバーが出演するので、このまま録画を継続することにした。
ただ、ドラマとしてはもうひとつの感がある。
刑事貴族2(継続してTVKが放送してくれるかどうかはまだわからないが)ではまたも出演者に大きな激震がある。
Wikiを見る限りでは松方弘樹と地井武男以外は全部入れ替え。
主人公も水谷豊になる。
2以降は舘ひろしの降板で築き上げようとした番組イメージを改変せざるを得なかったことを新メンバーで再構築しようという采配が伺える。
●代表取締役刑事
で、これが舘ひろしが移籍して主演した刑事ドラマ。
http://www.youtube.com/watch?v=A3vLz774RPM&feature=related
Kさんとの話の中で時々話題になる番組ではあるが(私も番宣しか観てないのでどんな番組かは知らない)、裏番組との抗争に破れ視聴率低迷のまま終わったらしい。
酒の席では「代表取締役刑事ってことは、刑事でありながら代表取締役ってことだろうから、公務員が副業してるってことでしょう?刑事失格でしょ」という笑い話になる。
しかし調べると「社員を守るのが代表取締役」「市民を守るのが刑事」という連立方程式から生まれた造語らしく、「市民を守るという意識が他の刑事よりも強い刑事」というのが結論らしい。
まぎらわしいよな。
TVKで放送することがあったら録画してみよう。