帰宅後に本棚にある奇石群に関する松本清張の書籍を探してみたが、古代史シリーズではなく「火の路」という推理?小説であった。
これは清張が真正面から益田岩船(写真・側面図など掲載)酒船石、猿石、亀石、ニ面石(同じく写真あり)などの奇石群に体当たりした作品で、あくまでも小説なので殺人事件なども発生するが、今となっては殺人云々の部分が無駄に思えてならない。
清張亡き後に酒船石の丘の麓に石造物・石垣が出土しているので、氏が存命中であればこの作品内の持論も大分変わってくるのではないかと思われる。
現在はこの「火の路」を(取捨選択しながら)再読しているのと、後日書くであろう旅行記の「山の辺の道編」にかかわってくる同じく清張の「昭和史発掘・第3巻」(新装版にあらず)の再読。
帰郷後に購入した中公新書「仏教とは何か」、新潮文庫新刊の「731」にも着手し、さきほど読み終えたが今日発売の週刊ベースボール選手名鑑号の感想も書く予定。