●戦争映画DVD
10枚組みなのでいっぺんに全部観るのは難しい。すべて洋画で字幕がついているので、聴き流しができない。
まず1枚目。
(1)太平洋航空作戦(1951年。カラー)
デジタルリマスターされているようで、画質は悪くない。
ガダルカナル飛行場を占領後、同基地に配属された航空部隊の話。
冒頭で人事異動があり、その部隊の隊長(大尉)が昇進するかと思いきや、別部隊から来た新任の隊長が部隊長(少佐)として配属になった。
この大尉と少佐の人間関係がギスギスするなか戦争は進展、最後にほんの少しだけ2人が分かり合える(?)シーンがある。
ガダルカナル決戦は日本側からの視点の本や映像は観てきたが、アメリカ側からの視点というのは初めてかもしれない。
アメリカ軍も苦戦してたんだなあ。
この作品では実際の戦争の映像が数多く使われていて臨場感があるが、日本側の航空機に対してはけっこう雑な作り。
・実際は52型から装備されていた操縦席後ろの防弾板が、ガダルカナル戦の日本機(推定:零戦)には装備されており、その後ろの窓ガラスがない。
零戦と思われる日本機の翼内機銃を連射するシーンがあるが、翼内機銃が片翼3連装。
F4FやF6Fなどのアメリカ海軍機は12.7ミリのブローイング機銃を片翼3丁、計6丁装備。
零戦は翼内に20ミリ機関砲を計2丁、胴内に7.7ミリを2丁装備している。
したがって日本機は翼内に機関銃を3丁装備している機はない。