●火怨(高橋克彦) 
 奈良平安時代にわたる蝦夷と朝廷軍の戦いを書いた小説。
 蝦夷の記録は朝廷側のもの(続日本紀)のみしか残っていないし、しかも朝廷側の視点で書かれている。
 続日本紀の記述も少ない中で、足りない部分は筆者得意の想像力で小説化。
 今回の旅行で古代東北の地理関係はだいぶ頭に入ったので、読んでいて面白い。
 この話のとおり朝廷と蝦夷の激突が進行すれば確かに続日本紀に書かれているとおりになるだろう。

●山川出版の日本史図録
 今日買ってしまった。結局情報量があって絵図も充実している歴史関連の本となるとどうしても教科書になってしまう。