充実した壮絶な奈良旅行だった・・・。
概要。

●2/1(月)
新年会の影響を残しつつ、夕方17時半ごろ駅前で先輩のKさんと合流。
そのまま決起大会+カラオケでアパートに帰ったのは23時半。
道路には雪が積もり始め、明日の新幹線の運行が気になったが、考えても仕方ないことなので寝ることにした。

●2/2(火)
ここ近年のダイヤ改正ですべての新幹線が新横浜に停車するようになっただけでなく、6時ちょうど発の新横浜始発のひかり号も新設されていた。
6時ちょうど発のひかり号で京都まで(起床は4時半)。
雪の影響はほとんどなく、小田原まで速度制限をする程度。京都到着はその影響で10分遅れた。

京都から近鉄特急で奈良へ。9時ちょうどに大和西大寺到着。特急だと京都から奈良まで30分。
1日目のテーマは佐保・佐紀路と平城京
大和西大寺駅構内でうどん(かすうどんという看板メニューのうどんを食べました。コラーゲンたっぷりの油かすが入っているうどんです。450円。Kさんが食べた肉うどん400円もうまそうでした)を食べ、荷物をコインロッカーに入れてから出発。
移動は基本徒歩。夕方まで歩きまわりました。

大和西大寺駅→秋篠寺→称徳天皇稜→垂仁天皇皇后稜→平城京跡(太極殿・朱雀門・庭園)→海龍王寺→法華寺→不退寺→バスで大和西大寺駅へ→電車で近鉄奈良
猿沢池前の魚佐旅館に荷物を置いて再出発→般若寺→バスで県庁前へ→徒歩で春鹿酒造へ→旅館へ戻り、呑み屋へ出発。
旅館の近くの酒旨春鹿で飲み、その後JR奈良駅前の「なる」へ移動してさらに呑み。

●2/3(水)
5時起床。今日のテーマは「山の辺の道」。
天理駅で自転車を借りて山の辺の道沿いに南下、桜井駅前で自転車を返却する。
石上神宮は2年前に来たことがあるし(前回はタクシーで駅から移動)たしか坂が多かったので省略。
国道沿いに移動し天理トンネル手前で山の辺の道に入る。

天理駅スタートは7時、レンタサイクルが開店してすぐに出発。
夜都岐神社→竹之内環濠集落→道を外れて大和神社→黒塚古墳・展示場→再び山の辺の道に入り長岳寺→崇神天皇稜→景行天皇稜→先輩のKさん待望の大兵主神社→道を外れて昼食のため「三輪そうめん・やまもと」へ移動。
この時点で11時、今日の予定を考えると順調。
食事を終えてからJR巻向駅そばにあるという(やまもとで詳細を社員さんに聴きこみ)巻向遺跡へ移動。
宮殿跡が出たことで話題になったが、現在は埋めてしまっていてなにもないとのことであったが、一目見ておこうというのが主旨。
駅前の分譲住宅建設予定地近隣に「入るな!」と強く書かれている空き地があったので、おそらくそこだったのだろう。ほんとに何にもなかった。

巻向小学校近隣の古墳脇と箸墓古墳脇を通り、大神神社(おおみわじんじゃ)へ移動。
この日は節分で11時から式があり、参拝客がゾロゾロと神社から出てきた。
ここで参拝、今年は本厄なので厄除けのお守りも購入。
近所の狭井神社神水を飲み、三輪山登山を行うかどうかを思案。
前回は雪のため登ることはできなかったが、この日はOK。
ただ三輪山登山は今回の予定に入っていないし、今後のスケジュールを考えると時間が惜しいので今回はパスすることにした。
次回は登山も視野に入れることにしたい。

大神神社から山の辺の道沿いにある金屋の石仏をみて、桜井駅へ移動。
自転車を返却した時点で13時20分。約6時間のサイクリングでした。
(山の辺の道はとにかく坂だらけ、下り坂も急なのでけっこう歩く区間もありました)

桜井から当麻寺へ移動、JRで高田へ移動しそこからタクシーを考えたが桜井線は1時間に1本、つぎの電車は40分後。
ロスが大きいので近鉄にシフトし、定石どおり桜井→大和八木→橿原神宮前当麻寺のコースで移動。
当麻寺駅からは歩いて10〜15分ほど当麻寺へ。
余裕があれば他の寺社仏閣を観ようかと思ったが、仏像が多く、東西の塔も見事、宝物館・庭園も見てまわったので時間をかなり費やし、当麻寺だけで時間ギリギリとなってしまった。
当麻寺橿原神宮大和西大寺近鉄奈良のコースをたどり奈良へ戻る。
西日が窓からあたり、山に沈みゆく太陽を眺めながら、メチャメチャな観光メニューだったなとぼんやり考える。でも今日はまだ夜の部がある。
(窓から見えた薬師寺東塔は解体修理中なのか、全面が工事柵で覆われていました)

近鉄奈良から旅館に戻る際に腹ごなしのためたこ焼きを購入。旅館で荷物を置いてたこ焼きを食べた後、興福寺へ。
金堂前にすでに人だかりができており、「追儺式」の赤提灯も点灯している。
18時半から待ち始めたが、読経などが終わるのが19時15分過ぎ。
参拝に来た人たちの無病息災を祈り終わってから、鬼登場。
鬼の酒盛り〜毘沙門天の登場・鬼の征伐〜大黒天の登場で幕となるが、この間がだいたい15分。
19時半には式は概ね終了となった(このあとは豆まきがある)。

昨日と同じく駅前の「なる」へ移動。おたがい飲み会3日目+強行スケジュール疲れがでてきて杯が進まず。
23時ごろには宿に戻り、風呂に入って部屋に戻ったが、私の記憶は風呂を出たあたりからアヤフヤになり、詳細がわからない。
Kさんの話では部屋に戻ってテレビを観たり、明日の話などをしていたところ、(布団の外で)横になったとたん動かなくなったとのこと。

●2/4(木)
6時起床。7時出発の予定であったが、予定を早めて旅館を出た。
6:56の近鉄電車に乗り、大和西大寺と大和八木で乗り換え。ほとんどロスがなかったため食事もできていない。
ほぼ1時間で室生口大野駅に到着。
期待していたコインロッカーや飲食店はなかったが、タクシーが止まっていたので助かった。
バスの始発は9:50なのでタクシーだけが救い。
室生寺に向かう途中、運ちゃんが色々話をしてくれたのでいい知識補完ができた。
冬季は室生寺入山時刻は8:30から。朝一番で到着、橋の上で景色を眺めながら時間つぶし。
他に客はほとんどいないが、花の咲くシーズンだとタクシーが進めなくなるくらい客で道がいっぱいになるらしい。
荷物は拝観口で預かってくれたので、境内をゆっくり観賞。期待した五重塔も非常によかった!
奥の院に向かう石階段は荷物もちだと地獄そのもの。
1時間ほど境内を観た後に、荷物をそのまま預かってもらうことにして、道路沿いに10分ほどのところにある龍穴神社へ。
神社は徒歩10分ほどであるが、龍穴まで行くにはさらに20分ほど歩かなければならない。
龍穴近隣までは車でいける(道路が整備されている)。
途中、神域に入ってからは空気が冷たくなり、道路わきの山崖などをみるとしたたる水が氷になっていた。
道路わきの鳥居(道路や階段の水が凍っており、滑りました・・・ほんとに危ない)をくぐって簡素な階段を降りていくと、渓流の一枚岩にあいた龍穴を見ることができる。
人が誰もおらず、冷気が漂い、聴こえるのは木々の揺れる音と急流の水の音のみ。
龍穴については過去に一度九州・高千穂に行った際に天岩戸神社の天岩戸を見たことがあり、天岩戸が急流に面した崖の一枚岩にあいた穴であることを記憶していたので、さほど新鮮味はなかった。

龍穴神社から室生寺にもどり、バスで大野寺へ移動。
道路沿いにみえる磨崖仏をもう一度ゆっくり観る。大野寺はしだれ桜が有名らしいが、この日は桜どころか寺の人もいなかった。
入り口で「入山料200円」と書いた箱にお金を入れただけ。

徒歩で駅に戻り、予定より早めの12:58の電車に乗る。
ホームには誰もおらず、駅すらも貸しきり状態。ホームに人がいることをアピールしないと電車に通過されかねないのでベンチを離れて運転手に見えやすい位置に移動。
3つ目の名張駅で名古屋行き特急に乗り換え。
ビールを飲んでおにぎりを食べたら睡魔が襲ってきて熟睡。

名古屋で時間に余裕があるのでみそかつを食べることにし、東口にできた50階以上の巨大ビル内にあるレストラン街でみそかつを食べる。
疲労困憊状態であったのでぐったりとした状態で味噌カツを待ち、カツが運ばれてくると俄然食欲がわいてきて速食。
これで体力が回復し、しゃべる元気が出てきた。
名古屋から新幹線にのる。
せっかくなので熱田神宮にも行ってみたかったが、今回はパスすることにした。
近鉄〜名古屋経由で東京へ帰るなら名古屋の寺社仏閣も調べておいたほうがいいと感じた。

18時前に家に着いたが、背筋を痛めたりとにかく体はボロボロ状態。
この土日は実家に行ってちょっとゆっくりしよう・・・・。