・西村京太郎 殺しの双曲線
 傑作の評価が高い作品ということを事前に知ってしまっていたため、ライダーマンに借りる前に自分で購入。
 アガサクリスティの「そして誰もいなくなった」を意識して作られているが、勿論それだけではない。
 冒頭に「この作品は双子がトリックになっています」と作者のことわりがきがあるが、これも覆線。
 冒頭のことわりがきがトリックの一部であることは想像がついたが、そこから先はさすがに読みきれませんでした。

・少年探偵シリーズ 灰色の巨人
 他タイトルとのからみ?一寸法師がでてきたので、二十面相に代わるレギュラー悪役誕生かと思われたが、ちょっと残念。
 子供向けだから仕方ないのか。

・ボブさんの誰にもかけないベースボール事件簿
 夕刊フジに連載されているロバート・ホワイティング(ボブ)のMLBコラムを本にまとめたもの。
 日米両方の野球を知るボブさんならではのコラム集で、よみやすいし面白かった。
 コラム自体は辛口調、問題を解決するのではなく問題を指摘するだけなので、文章を楽しむ本。
 ※問題点を指摘する文章には豊田泰光「俺が許さん!」や日本経済新聞コラム「チェンジアップ」があるが、具体的で実現可能な解決方法を提示せず、夢物語をタレながしているだけなので内容としても最低。