読む本がひと段落したことろで、以前から気になっていた文芸春秋で文庫化された「古事記(神代編・人代編)」を購入。
 ネット88時代に購入した講談社学術文庫版、その後も別版の古事記を購入したがいずれも未読。
 文芸春秋版は古老が言葉で古事記を伝えるという設定の口語体でつづられており、前2冊とはちょっと違う。
 古事記関連の本も色々読んできたので、ここらで本編を読んで見ようと思ったのと、今買わないと再販されないような気がしたから。

 一緒に購入した本がちくま文庫「日本史の誕生」。
 先ほどの古事記より先にとりかかったが、冒頭の序文で「古事記は9世紀に生まれた偽書」との記載があり古事記を全面否定。
 全体をぱらぱらとながめまわしてみたが、古事記からの引用は一切なし。引用はすべて日本書紀
 なんだかなあ・・・・。

 序盤でかなりめげたが・・・・全部読んでから総合的な判断をしよう。
 日本について記載がある文献が三国志の中の1つ「魏志」。
 この書のほとんど巻末にある「倭人伝」から話はスタートするが、主体は「魏志」と「倭人伝」がどのような政治背景の中で生まれたのかの説明。
 倭人伝にある邪馬台国の記述は正確性がなく、この記述をもとに邪馬台国論議をするのは余り意味がないという結論。
 テーマはあくまでも「日本史の誕生」なので、本論はもっと後の時代になるだろうが・・・
 「日本国の誕生」「最初の日本国主」は天智天皇(の時代)・・・ってところまで読んだ。

 そして今日。
 7月までに完了させますと記載して提出した課題をそのままホッタラカシておいたら、今日進捗状況をありのまま報告することになってしまった。
 さすがにまずいので参考書籍を購入しに本屋へ。
 目的の本は在庫検索をしたところでアッサリ玉砕(帰宅後アマゾンで補完)。
 思いのほか用事があっさりと(最悪の結果で)済んでしまったので店内を物色。
 すると!新刊ででていました、猪瀬直樹道路の決着」文庫版!
 前作「道路の権力」では完結しなかった日本道路公団の民営化問題、現時点ではとっくに結果はでてしまっているのだが、そのプロセスを知りたい。
 心待ちにしていただけに、即買い。
 ついでに学研M文庫のコーナーに行き出雲神話関連の本をさがすと(関裕二は対象外)他店でみつからなかった本がチラホラならんでいた。
 手にとって読んでみると、タイトルほどの内容ではなさそうなんだよな〜どれも。
 いくつかある中から1冊選んで購入。でも期待感は薄め。