ナックルボールを風に

今季広島に入団したフェルナンデス。彼は本格的なナックルボーラー
フワフワと揺れながら落ちるナックルを駆使する投手なのだが、ランナーが出たときの対策(クイックや牽制)やキャッチャーの捕球練習など課題が多く、日本で活躍した例が近鉄に2年間在籍したマットソンぐらい。マットソンは3種のナックルを駆使した先発投手だったが、現在ナックルをもち球にしている投手は中日・岩瀬、巨人・前田、三木、阪神・渡辺、あとは日ハム・ダルビッシュぐらい(封印中ではあるが巨人・上原のナックルカーブもあり)。
いずれもナックルのみを武器にしているわけではなく、あくまでも持ち球の一つという程度。
ところが、広島のフェルナンデスはフルタイム・ナックルボーラー。ナックルしか投げない。選手名鑑を購入してから期待していたが、ついに一軍で登板。
ヤクルト戦での先発であったが、インパクトこそ絶大(こういう投手が投げるときこそテレビ中継するべきだ)であったが、メッタ打ちにあいフタケタ失点で降板。
非常に残念な結果であった。メジャーリーグで大投手となっているキャンディ・オッティなどのナックルと一体どう違うのだろうか・・・・。