前述の中日本の中で昨年オフの「中日年俸大粛清」についても触れられており、その犠牲者(?)として代表的なのが井端。
2012年シーズン開始前の名鑑に記載されている年俸から列挙。
17000万円(2012)→19000万円(2013)→3500万円(オフの中日の提示)→4500万円(2014・巨人)
巨人の提示は1000万円増の4500万円だが、井端の年俸に対するこだわりは1000万円の差額ではないだろう。
3500万円を超える提示額であれば、球団(巨人)にこだわる積もりもなかったのではないかと思う。

同じく選手名鑑をみていて気になった選手がいた。
ホークスの松中。かつての三冠王(2004年)もケガで出場機会がドンドン減り、昨今吹き荒れる大幅減俸の波にのって今年は行き着くところまで行き着いた感がある。
◎20000万円(2012年シーズン開始時の年俸)
2011年の成績 88試合304打席12HR36打点 打率308
◎7000万円(同2013年シーズン開始時)
2012年の成績 65試合164打席4HR13打点 打率221
◎3500万円(同2014年シーズン開始時)
2013年の成績 9試合10打席0HR1打点 打率200

松中のケースを見ると、減額率は高めでありながら成績に比例する妥当な減額だと思われるが、井端の場合、金額提示を受けた際には声も出なかったのではないかと推測される。