ひさびさにミステリー購入。

インシテミル
映画化されているということもあり、購入してみた。
早い話、時給11万2000円の金田一少年の事件簿クローズドサークル)。
しかし閉鎖空間で人が死んで行く中での推理は「必ずしも真実を追求するものである必要はない」。
判定は多数決でなかされるからである。
もし、真実を発表し「これまでに人は何人か死んでしまったが、まだこの中に殺人鬼は潜んでいる」という推理よりも、
たとえ間違った推理であっても「これまでに人は死んでしまったが、殺人鬼は自殺して事件は解決した」という結果が推奨されてしまうことがあるのだ。
このへんのシステムがキモであったと思うが、読んだ感想は「ちょっともったいない」。
話として短い気がした。
だからといって宮部みゆき模倣犯」や小野不由美屍鬼」のように長ければいいというものではないが、倍くらい話の流れがあってもいいかなあと思った。
なんとなく設定がもったいない。

映画の配役の情報がいやでも入ってくるので眼にはしていたが、作中に登場する「場にそぐわない令嬢役」は「綾瀬はるか」だろうなあと想像した。
石原さとみ」もでているが、綾瀬はるかにくらべて「令嬢」というイメージは薄いものの(小田切〜やパズルを観て)役の幅は広いと思う。
綾瀬はるかは以前は顔が丸めでネジが抜けているイメージがあったが、最近は細身になってりりしさがでてきた。
個人的に応援はしたいが、出演作品を何一つ見ていないので判断できず。