・遠野伝説殺人事件(西村京太郎)
結局話の内容としては今ひとつで、別に遠野である必要性はなにもないように思えてならない。
遠野物語に順じた民俗学ものに深く傾倒することを望んだが、それでは十津川警部シリーズではなくなってしまうであろうし、その手の濃い内容はQEDに期待すればいい。
そう考え直してみたが、やはり残念感のほうが強いので処分対象。
・警官の血(佐々木譲)
警察ものミステリー。新刊で文庫になったので購入。
・ベースボールレコードブック2010
年賀状作成(といっても10枚程度だけど)に時間を費やしたため、まだ熟読しておらず。
昔は1000円だったのにいつのまにか3倍の値段。
・池波正太郎の世界第3号
今週は藤枝梅安1。こちらもまだパラ観程度だが、なかほどに人物相関図があり、梅安が仕掛けた/彦さんが仕掛けた/小杉十五郎が仕掛けたの3種でマークがつけられており、とてもわかりやすい。
池波正太郎の代表作といえば鬼平・剣客・梅安の3部作であるが、鬼平は3巻あたりで殺人強盗犯の殺伐としたところが嫌になり挫折。
その後に読み始めた剣客商売がむしろ面白く全巻読破。
さらにその後に梅安を読み始めたが(未完が残念)、私の場合一番だと思うのは「梅安」。
過去ログにも書いたと思うが、梅安は梅雨時のジメジメした季節に読むのが最適だと思っている。
真田太平記もかなり前に全巻読んだが、代表3部作には少し劣るかな。
今後このシリーズは剣客、梅安は必読。真田〜はどうするか検討中。
鬼平シリーズは「買う」と宣言している人がいるので、あとはこの4作以外の担当を誰にするか。
V3に担当してもらうかな。