・時刻表999号
交通公社(現:JTBパブリッシング)の時刻表が999号ということで表紙は松本零士
異例なので買ってみた。この間の3/14ダイヤ改正で東京発の寝台列車特急が全滅し色々寂しくなる話題ばかりだが、ある意味で記念的な号であることは間違いない。
来月号は1000号。記念駅弁などのイベントもあるようだが、どうなるんだかなあ。2ヶ月連続で時刻表買うのは25年以上ぶりだ。

プロ野球、セパ60年 創刊号
値段が安くなっていることと、内容をみて「買いだ!」と思いました。
でも私は長嶋世代ではないんだよね。王さんの756号あたりからの購入を考えているのと、1990年以降はレコードブックを買っているのでどうしようかなと。
レコードブックは数字の羅列だが、この本は写真などのビジュアルが豊富なのは嬉しい限り。
うーん、悩むねえ・・・。

・宇宙怪人
ポプラ社の少年探偵団シリーズ。色々トリックを使っているが、今回のコレは禁じ手だと思う。

下山事件関連(森達也、諸永裕司)+前述の柴田哲孝
3冊を読み終えたが、いずれも同時期に取材されたもので、お互いがそれぞれの情報を共有しつつ、かつ独自の情報をキープしながら出版に至っている。
出版の経緯は少々複雑で「俺が正しい!」の主張合戦だが、オオスジは同じである。
この事件は現在の日本が成り立つ上でのターニングポイントであり、同時期に起きた三鷹松川事件に比べ謀略の要素が濃い。
GHQ、亜細亜産業、佐藤栄作等の政治家、鉄道弘済会等関連する要素は多様で、真相の解明はまず無理だろう。
真相の解明よりも、その時代になぜその事件が起こるべきであったかを検証することがむしろ大切ではないかと思う。
捜査一課の自殺説で事件は急速に終結するものの、検死結果その他一連の情報は他殺を指している。
「限りなく他殺に近い自殺」もしくは「他殺に近い自殺」であることがこの事件で必要であったのだと思う。
忌みしくも同時期に刊行された3冊だが、この3冊を上回る「下山本」がでることを期待したいが、関係者のほとんどが秘密をもったまま鬼籍に入ってしまった現在、どこまで解明できるのだろうか。

・ポー「黒猫・アッシャー家の崩壊」
小学生の時、学校の教材として配られた新潮文庫の「黒猫・黄金虫」。
この新版なのだが、肝心な「黄金虫」が削除されている。おそらく続編に掲載するつもりなのであろうが、小学生に読んだときにはこの「黄金虫」が暗号・宝探しものとして非常に面白かった記憶がある。