秋といえば「新人王」がそろそろ確定する時期。
まずセリーグから候補者を探してみる。

巨人:原が若手を壊れるまで起用する主義なので、越智、東野、山口、野手では坂本と、候補が多い。
貢献度からいえば越智、山口になるが、所詮中継ぎなので成績に派手さはない。
二岡フラグで坂本が春から遊撃で出場し続けているが、主力が帰ってきた夏場以降はひたすら経験値あげ。
これで坂本が受賞してしまうようなら、「立浪効果」が将来にわたって影響してしまったということだろう。
中日:吉見、浅尾が候補だが、吉見は先発で踏ん張っているが勝ち星が延びず、浅尾はオリンピックで岩瀬が抜けたあたりから目立ちはじめた。
阪神:勝ったり負けたりだが先発ローテを死守している岩田が有力候補。
横浜:投手陣が崩壊中の中、小林の活躍は目立つ。しかし今年の横浜じゃあね。
桑原も先発で起用されているが、コマ不足ゆえ。本来ならもっと楽な場面で経験を積ませたいところなのだろう。
今ショート守っている石川、石井の後継者として監督が使い続けているが、坂本よりは注目度以外すべて上だと思う。
広島:ドラ1の篠田が密かに先発で好投しているが、それよりもシーズン前から期待大だった前田健太の活躍が輝かしい。
東出、梵、山粼、尾形と二遊間をこなせる選手が、2年持たないのはどういうことだろう。青山学院からプロ入りした小窪も地味だがいい所で打っている。
ヤクルト:先発ローテでまわっていた村中が候補だろうが、負け先行ではさすがに難しいだろう。
期待された増渕も投げたのは春先。

◎岩田○吉見▲前田健

次、パリーグ
日ハム:多田野、最近は勝てないがケガ明けから先発ローテ死守。宮西もチョロチョロ投げてるが、比較になるまい。
ロッテ:なんといっても唐川。交流戦でコケてから目立たなくなったが、球場に観にいきたい投手。ただ新人王は今のままでは無理だろう。
ダイエー:春先運をつかんで活躍した久米も今は一軍にいない。若手野手もムネリン、本多以来出て来ない・・・。
楽天:期待の長谷部はメッタメタで、野手では聖澤が出ている程度。
西武:対象者が見当たらない・・・。
オリックス:投手陣が若返り、先発ローテはガラリと変わったが対象者は小松のみ。チームの勝ち頭で勝率も高い。

◎小松▲多田野