昨年末頃から色々と本を購入して未読のまま積み上げられていたが、徐々に消化。

●古代史関連
祥伝社新書 日本神話の神々(井上宏生
 八百万の神といわれる日本の神々への信仰について。なかなかおもしろかった。 

祥伝社新書 神さまと神社 (井上宏生
 古事記のアマテラス、スサノオあたりの解説+α程度。はじめて古事記を読むのならいいと思う。

講談社文庫 清張古代通史(全6巻)
 現在最終巻にとりかかっているが、壬申の乱以降の話なので一時中断。
 清張通史は全6巻と読み応えがありそうなボリュームだが、内容が多岐にわたって読むのが大変、ということはまったくない。古代日本は関連諸国の事情(朝鮮と中国)も理解しなければ読み取れないという筆者の考えから、話が日本に到着するまでに時間がかかるが、非常にわかりやすい。

●その他
中公新書 写楽 中野三敏) 
 写楽の正体は阿波藩士・斎藤十郎兵衛であることの説明。もともとこの阿波藩士写楽であることの記録があるため、その記録がただしいことの証明を行ったもの。
 新説であるわけでもないが、「江戸方角分」という江戸のどこの地区にどんな芸人が住んでいるのかを記録した台帳がただしいことを順序だてて説明している。わかりやすい。

・スカウティングレポート2007
 プロ野球開幕前頃に発売される、選手名鑑兼データ集。各チームの主力選手・投手をグラフやデータで詳しく分析しているため、読んでいて楽しい。
 昨年度版より装丁がチャチになってしまったのは残念だが、データの内容については昨年度版よりかなり正確になっている。
 パリーグ編をおおかた読み終えたが、各ステータスがオール5なのは斉藤和巳ソフトバンク)のみ。
 打者の場合は走好守すべてが揃っていなければならないので(昨年度は中日福留のみ)オール5は至難だが。

現在は講談社文庫 古事記講義(三浦佑之)にとりかかり中。