●AGE第2話
 設定資料を見るに、敵のドラゴンメカの中には重装甲型と高機動型があるらしい。
 重装甲型と対峙するに当たり、四次元ポケットからボルトGパーツが登場。
 高機動型と対峙するに当たり、四次元ポケットからシュピーゲルGパーツが登場。
 この辺は見なくてもわかる程度の展開。
 問題はその後だな。

●AGE第2話
 Gというよりは、カードバトルの新番組を見ているような心境。
 むかしAHスコードリーダーなどで戦場の歩兵戦闘を擬似体感?したものだが、実際の戦闘はターンわけなどされていない。
 ゲームでは実際の戦闘を再現しきれないのでターン分けしていると思うのだが、映像をターン化してしまったらその映像であることの特典を生かしていないのではないだろうか。

●火怨 読了。
 数少ない朝廷側の記録(約1割)+作者の類まれなる想像力(9割)で成り立っている作品。
 しかしその内容はけっして馬鹿にできるものではなく、非常にストーリーがよく練られている。
 朝廷側の記録からいえば、坂上田村麻呂蝦夷を討伐したことになっているが、実際はそのあと100年ほど記録のない時代を経て前九年後三年の役が発生している。
(実質朝廷が蝦夷の領土を完全に収めたのは奥州藤原氏を滅亡させてから)
 つまり蝦夷の棟梁であるアテルイとモレが降伏して処刑されているが、蝦夷と朝廷の対立関係は一事沈静化したものの決着には至っていなかったということ。
 
 ・戦いに優勢であった蝦夷側の指揮者の投降と処刑
 ・田村麻呂の実績以上の評価
 ・蝦夷勢力の面従腹背
 
 これらの要素を無理なく展開・終結させている。
 下巻の中盤から「いかにしてこの戦争を終わらせるか」という蝦夷側の策に、すべてが回転していく。

十津川警部の挑戦

 思わず買ってしまったが・・・・トラベルミステリーではない、警察の暗部をえぐる作品とのことで期待して購入。
 再刊だけど一応新刊だし。
 文章に区切り多く、改行も多いので実に読みやすく、1日で上巻読了。
 思ったよりアッサリしているので、結末がよくないと処分対象。

炎立つ(ほむらたつ)

 火怨につづく高橋克彦・東北3部作の第2弾。
 NHK大河ドラマにもなったのに・・・・記憶がない。
 2巻まで購入。近日中に着手。

●東北旅行記 盛岡編

朝。世間は平日火曜日。充実した月曜日を過ごした私とKさん。
実は2日目の本日のほうがハードな日程なのです。
なんせ半日で盛岡観光を済ませ、北上に移動してさらに観光(古墳)。

盛岡駅前の松屋で朝食。朝定食を注文。
普段の朝飯はカロリーメイトなので、今日はいつもより時間的余裕もあるし、質実ともにグレート。
コインロッカーに荷物を突っ込んで、タクシー乗り場へ。
乗ったタクシーがたまたま個人タクシーだったのがラッキーだった。

まずは志波城へ。
朝一番で志波城へ行く人は滅多にいないのか、はじめは発掘調査関連の人だと思われていました。
15分ほどで志波城へ到着。
職員の人が来るのは9時からなので、それまでは志波城を観光。
蝦夷と戦う朝廷側の前線基地だったのがこの志波城。
軍事基地としてだけでなく、政治を行う機能も備えていたので、中央部には官公庁(跡)があり、内郭外郭ともにかなり広い・・・。
歩いて観光するだけでも結構大変(当然ながら2名の貸しきり状態)。

この志波城はすぐ近くを流れる雫石川の氾濫のため、わずか10年で後方の徳丹城へ機能を移動。
(徳丹城は志波城を広く作りすぎた反省を生かしてだいぶ小ぶり)
この志波城は盛岡市としても保存する方向で力(お金)をいれており、職員の方も観光客は珍しいのか、いろいろ細かく説明をしてくれました。
志波城の敷地内にある資料館、当時の建築技術(宮大工に依頼)で建築されており、内部の資料・設備を含め、かかった費用は1億円!
たしかにこれだけ高コストだと広い志波城の敷地内に家屋・庁舎を全部復元するのは難しいですね・・・・

資料館内の上映時間13分の資料映像も非常に内容がよかったし、来てよかった!

ふたたび個人タクシーに乗り込んで、今度は近隣にある大宮神社へ。
伊勢神宮分祀タケミナカタがらみとのことで立ち寄ったものの、境内にそれらに関する説明はなし。

またまたタクシーに乗り込んで盛岡市街地のはずれにある報恩寺(五百羅漢)へ。
途中、運ちゃんの観光案内盛りだくさん(実は商工会議所が発行しているカンイング本あり)で、盛岡城址をぐるりとまわり、「岩手県」のモトネタになった巨石のある三石神社に寄り道。
この神社には「鬼の手形」がついている巨石があるのですが・・・(だから「岩手」県)よくわかんね。

報恩寺。東北に来てはじめての「寺・仏像」観光。
五百羅漢像は壁一地面に広がっているため、圧巻ではありましたが・・・
羅漢像の顔にはことごとく金箔が後塗りされており、表情はよくわかるけど、なんか違和感有。
あとで運ちゃんに話を聞くと、「金箔を後塗りしなければ国宝級だった」とのこと。

報恩寺を出たあと、市街から7キロほど離れた場所にある滝沢村の環状列石へ。
今日はタクシー代だけで(1人頭)5000円超・・・

環状列石は新興住宅地のすぐ近くにあり、資料館も併設。
住宅開発してたら出てきたってコト。
タクシーで資料館の敷地にのりいれ、すぐさま環状列石の現場へ急行。
すると資料館に勤務していると思われる若い女の職員の人が「観光の方ですか〜〜〜??」とわざわざパンフをもってきてくれた。
平日の昼間にタクシーで乗り入れて来る人なんて滅多にいないみたいですな。

資料館に入り展示物を見学。年配の女性職員が展示物について細かく説明してくれて、非常にためになりました。
環状列石じたいはこの場所に出たのは間違いないが、保存のため結局埋め戻したとのこと。
ただし将来の保存を考え、かなり丁重に埋め戻していることと、盛土の上に同じ形・同じ材質の石を使って環状列石を再現しているらしい。
でも大半は住宅地の下に埋もれているのだが・・・・。
趣味でここまで来る人も珍しいのか、滝沢村の観光パンフレット(カラー版全40ページ。できがいい)をもらいました!

ここでもミッチリ説明をしてもらったし、満足して盛岡市街へ。
午前の部はこれで終了。これから北上に移動し、古墳見物。