●東北旅行記 盛岡編

朝。世間は平日火曜日。充実した月曜日を過ごした私とKさん。
実は2日目の本日のほうがハードな日程なのです。
なんせ半日で盛岡観光を済ませ、北上に移動してさらに観光(古墳)。

盛岡駅前の松屋で朝食。朝定食を注文。
普段の朝飯はカロリーメイトなので、今日はいつもより時間的余裕もあるし、質実ともにグレート。
コインロッカーに荷物を突っ込んで、タクシー乗り場へ。
乗ったタクシーがたまたま個人タクシーだったのがラッキーだった。

まずは志波城へ。
朝一番で志波城へ行く人は滅多にいないのか、はじめは発掘調査関連の人だと思われていました。
15分ほどで志波城へ到着。
職員の人が来るのは9時からなので、それまでは志波城を観光。
蝦夷と戦う朝廷側の前線基地だったのがこの志波城。
軍事基地としてだけでなく、政治を行う機能も備えていたので、中央部には官公庁(跡)があり、内郭外郭ともにかなり広い・・・。
歩いて観光するだけでも結構大変(当然ながら2名の貸しきり状態)。

この志波城はすぐ近くを流れる雫石川の氾濫のため、わずか10年で後方の徳丹城へ機能を移動。
(徳丹城は志波城を広く作りすぎた反省を生かしてだいぶ小ぶり)
この志波城は盛岡市としても保存する方向で力(お金)をいれており、職員の方も観光客は珍しいのか、いろいろ細かく説明をしてくれました。
志波城の敷地内にある資料館、当時の建築技術(宮大工に依頼)で建築されており、内部の資料・設備を含め、かかった費用は1億円!
たしかにこれだけ高コストだと広い志波城の敷地内に家屋・庁舎を全部復元するのは難しいですね・・・・

資料館内の上映時間13分の資料映像も非常に内容がよかったし、来てよかった!

ふたたび個人タクシーに乗り込んで、今度は近隣にある大宮神社へ。
伊勢神宮分祀タケミナカタがらみとのことで立ち寄ったものの、境内にそれらに関する説明はなし。

またまたタクシーに乗り込んで盛岡市街地のはずれにある報恩寺(五百羅漢)へ。
途中、運ちゃんの観光案内盛りだくさん(実は商工会議所が発行しているカンイング本あり)で、盛岡城址をぐるりとまわり、「岩手県」のモトネタになった巨石のある三石神社に寄り道。
この神社には「鬼の手形」がついている巨石があるのですが・・・(だから「岩手」県)よくわかんね。

報恩寺。東北に来てはじめての「寺・仏像」観光。
五百羅漢像は壁一地面に広がっているため、圧巻ではありましたが・・・
羅漢像の顔にはことごとく金箔が後塗りされており、表情はよくわかるけど、なんか違和感有。
あとで運ちゃんに話を聞くと、「金箔を後塗りしなければ国宝級だった」とのこと。

報恩寺を出たあと、市街から7キロほど離れた場所にある滝沢村の環状列石へ。
今日はタクシー代だけで(1人頭)5000円超・・・

環状列石は新興住宅地のすぐ近くにあり、資料館も併設。
住宅開発してたら出てきたってコト。
タクシーで資料館の敷地にのりいれ、すぐさま環状列石の現場へ急行。
すると資料館に勤務していると思われる若い女の職員の人が「観光の方ですか〜〜〜??」とわざわざパンフをもってきてくれた。
平日の昼間にタクシーで乗り入れて来る人なんて滅多にいないみたいですな。

資料館に入り展示物を見学。年配の女性職員が展示物について細かく説明してくれて、非常にためになりました。
環状列石じたいはこの場所に出たのは間違いないが、保存のため結局埋め戻したとのこと。
ただし将来の保存を考え、かなり丁重に埋め戻していることと、盛土の上に同じ形・同じ材質の石を使って環状列石を再現しているらしい。
でも大半は住宅地の下に埋もれているのだが・・・・。
趣味でここまで来る人も珍しいのか、滝沢村の観光パンフレット(カラー版全40ページ。できがいい)をもらいました!

ここでもミッチリ説明をしてもらったし、満足して盛岡市街へ。
午前の部はこれで終了。これから北上に移動し、古墳見物。