●VICTORY AT SEA
・VP(ゲーム上ではPOC)を得る手段が少ない連合軍はコンボイが頼みの綱。
コンボイの通り道である北大西洋バレンツ海護衛艦隊を派遣したが、バレンツ海はドイツ軍にとって隣接海域(イギリスにとっては2海域移動が必要)で基地航空隊による空襲が可能なのもドイツ軍のみ。
(1)バレンツ海で不利な戦いを強いられたこと
(2)第1ターンに対イタリア戦艦隊として地中海に戦力を割いたものの、中途半端で簡単に壊滅したこと。
結果的に残存した戦艦1隻と空母1隻が終始マルタに駐留することにより、イタリア戦艦群の大西洋進出を妨害することになった。
(3)ソ連軍を早々に全滅させてしまったこと。ソ連軍はドイツ軍が苦しくなったときをみはらかってレニングラードを出撃させるべきであった。

◎ルール上の確認
・前作WAR AT SEAより大幅パワーアップされたこのゲーム、新しいルールもだいぶ追加されている。
その中でV3との確認の上、運用したルールが「通商破壊戦」と「洋上補給」ルール。
まず基本的なルールとして前提となるのが「海域で撤退を宣言した艦隊は、その海域での支配権を放棄し、その海域から撤退しなければならない」。
ここで通商破壊戦を宣言した場合。
(1)通商破壊を宣言した艦隊がその海域での戦闘に勝利した。
→その海域での支配権を有し、POCを得る。艦隊は帰港ルールに従って帰港する。
(2)通商破壊を宣言した艦隊が、撤退を宣言し、連合軍の追撃を振り切って逃亡に成功した(戦闘結果「戦闘不能」による強制帰還も含む)。
→その海域での支配権を失い、その艦隊は帰港ルールに従って帰港する。POCを得ることはできないが、通商破壊ルールに従ってその海域の支配権は、連合軍は得ることができない。
(3)通商破壊を宣言した艦隊が、全滅した(撤退を宣言したが、連合軍の追撃艦隊との戦闘ですべて沈没した)。
→その海域での支配権を失い、通商破壊作戦も失敗。戦闘終了後、連合軍の艦艇がその海域に残っている場合は連合軍がその海域の支配権を得る。
南北の大西洋とカリブ海で枢軸軍が洋上補給を宣言した場合(通商破壊戦宣言後、逃亡中に補給船が沈没すると不可)、通商破壊戦ルールとのリンク。
上記(2)の場合において、通商破壊を宣言した艦隊は海域を離脱しなければならないが、帰港先の選択肢の一つとして「洋上補給」を宣言することができる。
洋上補給に成功した場合は、洋上補給エリアに艦隊を帰港させる。戦闘時に宣言した通商破壊戦は成功し、戦闘の行われた海域について連合軍は支配権を得ることができない。
(通商破壊戦の宣言後、逃亡に成功し、洋上補給に失敗した場合中立国に帰港することになるが、通商破壊戦じたいは成功)

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