前々回、楽天・ロッテ・オリックスについていろいろ書いてみたが、どのチームもやはり「シーズンを通して選手が活躍できるか」という点で不安点がある。
ソフトバンク、西武、日ハムの3強は今年も変わらないだろう。

(1)日ハム
糸井(やくみつるは糸数・石井だとボケていたが)のトレードでレギュラー野手を1枚を失ったが、見返りにもらった選手は伸びしろに疑問の残る中堅選手ばかり。
オリックスへの唯一のダメージは大引を引き抜いたことだろう。オリも安達のメドが立っていなければ放出はなかったと思う。
ハムとしてもいつまでも金子に頼れないので、ショートの後釜としては最適。
しかし・・・内野陣を見るに田中が出て行って二塁に穴があき、なにげにコレが痛い。
杉谷や今浪に期待したいところだろうが、シーズン通して活躍できるレギュラーというといまひとつ物足りない。
内外野に穴があいて、どうするかが見もの。
外国人もウルフ、ケッペル、モルケンは必要な戦力だが、ホフパワーだけでは心もとない。
投手陣。実質2年目の吉川はこれから安定してローテに入れるかどうかは今年が勝負。
中村勝が先発入りし、木佐貫がちゃんと投げられるなら先発はコマが揃うのだが。
育成法が問題児の大谷。
3番ライトで起用され内角低めの変化球をライト前に打ち返していたが、あのPL桑田、池田高の水野、野手転向を考えたという斎藤雅樹、この3人がやらなかった「二刀流」。
投打どちらの素質もダメにしてしまう恐れはないのだろうか。
ちなみに漫画「メジャー」の海堂高校では投手と野手では強化する筋肉が違うとのことで、完全別メニューになってたよ。

(2)ソフトバンク
積年の恨みが積もるライオンズはやはりホークスの上に来ることはない。少なくともこのブログ内ではな!
・投手
摂津20勝、寺原15勝、東浜15勝、新垣15勝、斉藤和巳10勝、岩嵜10勝、大隣18勝、武田翔太15勝、山田大樹12勝、山内孝10勝、山内和10勝、藤本修二15勝、西川10勝、豊彦10勝、加藤伸一12勝、下柳5勝。
・野手
門田博光三冠王

(3)西鉄ライオンズ
・野手
カツオくんの親友がアメリカに去ったことが大きい。
浅村を後釜に考えているようだが、浅村はどちらかというと3番より1番。
中村剛也の怪我も思わしくないようで開幕は34番不在になる可能性がある。
(いっそのこと開幕4番の経験のある後藤武敏をベイから返してもらうってのはどうよ?)
足の速さと打撃を考えると、ヘルマンが3番?
(しかしながら、オーティズとシコースキーはなんとしぶといことか)
昨年の起用法からいけば5番は秋山にしたい。
・投手
石井一久(40歳)がしぶとい。
西口(41歳)には純粋に200勝を達成して欲しい。ノーノー逃しをついでにあと1回やると仁科時成のインパクトを超えるぞ。
抑えの涌井が先発に戻ると抑えが不在になる。
抑えの経験のある先発牧田を抑えにすると先発がいなくなる。
この矛盾を解決しようとすると尾花の15勝7セーブという記録が誕生する。